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更新日:2024年11月18日
トピックスは実施した検討会等の紹介記事です
茨城県は枝物産出額全国1位を誇り、県北部に位置する奥久慈地域は全国有数の枝物産地となっています。当該産地で出荷している約250品目の枝物のうち、ハナモモとドウダンツツジは産地の主力品目となっていますが、近年、生育不良による減収等が問題となっており、対策が求められています。
このため、当所ではハナモモの安定生産につながる台木品種や、ドウダンツツジ苗の生育を促進させる追肥方法等の研究成果について紹介すると共に、成果の活用に向けた生産者との意見交換を行いました。
参加者からは、「ハナモモの有望な台木品種の情報が参考になった」、「マニュアルを参考にドウダンツツジの育苗に挑戦してみたい」との意見も聞かれ、研究成果について枝物生産者に知っていただく機会となりました。
9月5日、県内のリンゴ生産者及び関係機関併せて29名が参加のもと、リンゴ現地検討会を開催しました。
近年、夏季の高温による果実の着色不良などが発生しており、高温下でも安定して良い品質が得られる品種が求められています。このため、当所の栽培試験で得られた結果から夏季高温年でも果皮着色に優れるリンゴ品種「シナノホッペ」を選定し、その特性を紹介しました。また、夏季の高温対策として、青森、長野、富山の各県で実施された試験内容を紹介しました。ほ場見学では、日焼けを防ぐ果実被覆資材や「シナノホッペ」の生育状況を確認しました。
参加者からは、「「シナノホッペ」を栽培してみたい」、「果実被覆資材を試してみたい」という声も聞かれ、研究成果をリンゴ生産者に知っていただく機会となりました。
山間地帯特産指導所では、今後もリンゴや茶、ナス等の県北中山間地で栽培されている品目の試験研究に取り組み、県北地域の振興に貢献してまいります。
令和6年2月21日、群馬県こんにゃく特産研究センターの研究員2名が山間地帯特産指導所に来所され、コンニャクの生産状況や試験研究の取組について情報交換を行いました。
コンニャクは群馬県が全国生産量の9割以上を占め、茨城県では大子町を中心に29ha(令和3年)栽培されています。しかし、近年は資材価格の高騰や消費低迷による販売価格の下落によって経営的に厳しい状況に立たされています。今回の情報交換会では、経営コストを削減するための栽培技術開発を中心に、今後のコンニャク試験研究の方向性について確認しました。
また、大子町のコンニャク生産農家や特産品である凍みコンニャクの加工業者を案内し、生産における課題やコンニャク消費拡大に向けた取組等について話を伺いました。
山間地帯特産指導所では、今後も群馬県と連携しながらコンニャクの生産支援に取り組んでまいります。
山間地帯特産指導所において、11月7日、県内の枝物生産者及び関係機関併せて37名が参加のもと、枝物現地検討会を開催しました。
茨城県は枝物産出額全国1位を誇り、県北部に位置する奥久慈地域は全国有数の枝物産地となっています。当該産地で出荷している約250品目の枝物のうち、ハナモモとドウダンツツジは産地の主力品目となっていますが、近年、生育不良による減収等が問題となっており、対策が求められています。
このため、当所ではハナモモの安定生産につながる台木品種や、ドウダンツツジの育苗技術等の研究成果について紹介すると共に、成果の活用に向けた生産者との意見交換を行いました。
参加者からは、「ハナモモの有望な台木品種の情報が参考になった」、「ドウダンツツジの育苗に挑戦してみたい」との意見も聞かれ、研究成果について枝物生産者に知っていただく機会となりました。
山間地帯特産指導所では、今後も枝物やリンゴ、茶等の県北中山間地で栽培されている品目の試験研究に取り組み、県北地域の振興に貢献してまいります。
山間地帯特産指導所において、10月12日、県内のリンゴ生産者及び関係機関併せて42名が参加のもと、リンゴ現地検討会を開催しました。
近年、夏季の高温による果実の着色不良などが発生しており、高温下でも安定して良い品質が得られる品種が求められています。このため、当所では、栽培試験で得られた結果から有望品種を紹介するとともに、参加者と試食をしながら意見交換を行いました。
加えて、春先の低温下でも人工受粉に利用できる品種や、果実の日持ち性を向上させる技術についても紹介しました。
参加者からは、「紹介された有望品種を栽培してみたい」という声も聞かれ、研究成果をリンゴ生産者に知っていただく機会となりました。
山間地帯特産指導所では、今後もリンゴや茶、ナス等の県北中山間地で栽培されている品目の試験研究に取り組み、県北地域の振興に貢献してまいります。
8月22日、奥久慈なす生産協議会主催の現地研修会が山間地帯特産指導所にて行われ、ナス生産者及び関係機関併せて49名が参加しました。
山間地帯特産指導所では、超音波や光を利用した露地ナスの害虫防除技術の試験を行っており、こうした技術を活用することで、通常より農薬の使用回数を減らしても、オオタバコガ等の害虫による被害を抑えることが可能です。
担当者から試験内容について説明を受けた生産者からは、超音波発生装置や黄色LEDの具体的な使用方法や費用対効果等について質問があがり、活発な意見交換が行われました。
山間地帯特産指導所では、今後も人や環境にやさしい農業の実現に向けて、試験研究に取り組んでいきます。
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