令和3年度農業農村整備優良地区コンクールにおいて、東成井西部地区が農林水産大臣賞を受賞しました。

東成井西部地区は、県南農林事務所が平成２０年度から県営畑地帯総合整備事業で整備をした石岡市内の畑地帯です。

整備は、圃場の区画整理に加え、耕作道路や排水路、幹線道路などを整備したことで、大型機械の輸送も可能となり、営農経体の効率化が確立しました。また、畑地かんがい施設の整備も進み、作物の高品質化が実現し、高収益作物の安定生産も可能となりました。

しかしながら、計画的な営農が可能となっても、担い手不足という課題がありました。そこで地元推進協議会を中心に担い手確保の問題について協議を重ね、地区の中心的な担い手となる法人を立ち上げることになりました。平成２４年には、JAなどが出資して『農業生産法人やさと菜苑』を設立しました。

以上の取り組みが評価され、東成井地区は令和３年度の農業農村整備地区優良地区コンクールにおいて、農林水産大臣賞を受賞することになりました。このような事例を活用しながら、他地域への波及も進め、県南農林事務所としましても新たな地区の整備を進めていこうと思います。

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