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更新日:2024年2月29日
私は学生時代に魚の研究をしていたことから、「水産職」の公務員に興味を持っており、各県の水産職の募集状況を調べていた際、茨城県で採用の募集があることを知りました。他県でも募集はありましたが、私は茨城県に隣接する福島県いわき市出身で、小さいころから茨城県によく遊びに行っていたこともあり、茨城県職員を志望しました。
現在の所属は漁政課企画調整グループで、主に「茨城の地魚」をPRする業務を行っています。茨城県の海面漁業生産量は全国第2位と水産業が盛んな県ですが、その事実はあまり知られていません。そのため、茨城県で獲れる水産物のブランド化や魅力発信を行うことで、認知度向上・消費拡大に向けた取組を進めています。
茨城県の水産物をPRするため、地元の高校・大学及び県内スーパーと連携し、県産水産物を用いた商品開発の取組を行っています。開発した商品の販売イベントの際、高校生や大学生が実際に試食品を提供し、買い物に来たお客さんが「美味しい」と言いながら商品を購入していただいたときに、消費拡大に貢献できたと感じました。
1年目に水産振興課に配属となり、霞ヶ浦北浦における水生植物帯造成工事の発注・監督を行いました。水産職として入庁して最初に工事発注を行うとは思っていませんでしたが、水生植物帯は魚介類の産卵・増殖の場となることから、それを造成することで水産資源の維持・増大の一助となります。水産職としての業務は様々で、そのどれもが最終的に水産振興につながるんだ、と実感したことが印象に残っています。
水産職の業務を行う上で、現場のニーズを聞くため、漁業者や水産加工業者、市場の関係者など、水産に携わる様々な方と関わることとなります。そのため、業務が円滑に進むよう、関係者とのコミュニケーションを大切にしています。もちろん、同じ水産職員とも話をする中で、自分では気づかなかった業務の進め方についてアドバイスをもらうこともあります。
県職員というと事務作業がメインかと思っていましたが、前述の工事も含め、魚に関する各種研究や水産物のPRなどで、現場の漁業者など水産関係の皆さんと関わることが思ったより多いと感じました。一方で漁業の調整や資源管理など、水産行政に関する業務もあり、一口に県職員といっても、多種多様な業務を行うことが求められていると感じます。
子どもの送り迎えの際に時差出勤を活用したり、必要に応じて自宅のパソコンからテレワークにより業務を行うことができたりなど、臨機応変に対応できる制度が整っており、働きやすい環境だと感じます。
2013 | 水産振興課 (霞ヶ浦北浦における水生植物帯造成工事・監督) |
2014-2018 | 水産試験場 (海洋観測調査・海況予測、シラス資源研究) |
2019-2020 | 水産試験場内水面支場 (アユ等淡水魚の増養殖研究) |
2021- | 漁政課 (水産行政の企画調整、県産水産物のPR) |
勤務前 |
6時30分 起床 8時00分 出勤 8時20分 職場到着 |
午前 |
8時30分 メールチェック 9時00分 グループ内でスケジュール確認 10時00分 関係者との調整、各種照会への対応 11時00分 打合せ資料の作成 |
昼休み |
12時00分 昼食 |
午後 |
13時00分 出張(水戸市公設地方卸売市場、県内スーパー等) 16時00分 打合せ報告書の作成 17時15分 退庁 |
勤務後 |
19時00分 夕食 20時00分 子どもと遊ぶ 21時00分 子どもの寝かしつけ 23時30分 就寝 |
茨城県は、海はもちろん、霞ヶ浦北浦や涸沼、久慈川や那珂川などで様々な魚種が漁獲される全国トップクラスの水産県です。茨城県の水産を盛り上げていくため、私たちと一緒に頑張っていきましょう!
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