ここから本文です。
更新日:2024年3月1日
進路を考えた頃から、働くなら馴染みのある地元、茨城県がよいと思っていました。県の保健師は、広域的な立場で専門性の高い保健活動を行っており、病気や健康に不安を抱える方の個別支援だけでなく、健康課題に関わる施策の運営や管理等にも携わってみたいと思い志望しました。
健康増進課で難病対策、母子保健を担当しています。難病対策では、家庭訪問や当事者・家族向けの講演会や保健・医療・福祉の関係者の方々と難病患者の地域支援の課題について話し合う協議会の企画・運営などに取り組んでいます。特に、災害時支援については、大きな課題を感じながら平常時の準備に取り組んでいます。
患者さん・ご家族との関わりのなかで、「また困ったらときは相談させてね。」と言っていただけたときに、寄りそった支援ができたかなと保健師としてやりがいを感じます。また、個別の支援のなかで、地域の健康課題に気づき、その解決に近づけるような保健活動や事業ができたときに、やりがいを感じます。
県庁勤務時に担当した認知症対策のなかで、「認知症サポーター養成」や「行方不明者の早期保護のための体制整備」「医療従事者の対応力向上のための研修企画」などを行いました。関係団体と地域住民のみなさまと協働して、地域で実現可能な施策に取り組めたことが、私にとってはチャレンジで大変なこともありましたが、大きく印象に残っています。
限られた時間で充実した保健活動ができるよう、業務効率の工夫や自分のスキルアップ、丁寧なコミュニケーションとチームワークを大切にしています。
家庭訪問や施設指導など、現場での保健活動が多いものだと思っていましたが、保健所では、地域に出るよりも所内の事務仕事の割合も多いと思いました。保健師としての専門知識を活かして行う事業企画や資料作成などの事務、関係者との調整やコーディネート力も必要と感じました。
子育て期で保育所送迎があるため、育児部分休業を使い時間短縮で勤務しています。子どもの体調不良には、看護休暇や在宅勤務を利用できるのもありがたいです。現在は、保育園児2人の子育て中で職住接近の環境ではありませんが、職場の理解がありワークライフバランスを保ちながら働けています。
2013-2015 | 潮来保健所 (結核・感染症、難病対策、精神保健) |
2016-2017 | 保健福祉部長寿福祉課 (認知症対策) |
2018 | 保健福祉部地域ケア推進課 (認知症対策) |
2019- | 筑西保健所【この部署で産休・育休を2回取得】 (母子保健、難病対策、歯科保健、予防接種等) |
勤務前 |
6時00分 起床 7時45分 出発 8時00分 保育園に預ける 9時20分 職場到着 |
午前 |
9時30分 メールチェック 10時00分 会議の準備 11時00分 難病患者のレスパイト入院調整(関係機関と電話連絡) |
昼休み |
12時00分 自席または食堂で食事 |
午後 |
13時00分 会議開催 15時30分 片付け 16時00分 メールチェック、関係機関と電話連絡 16時15分 退勤 |
勤務後 |
16時15分 退勤 17時30分 保育園迎え 18時00分 帰宅 18時30分 夕食 20時30分 寝かしつけ 21時30分 家事、就寝 |
保健所保健師の仕事は、とてもやりがいがあります。上司や同僚に仕事と育児の両立を応援してもらい、長く働きキャリアを積める環境であると思います。若いみなさんと一緒に働けることを楽しみに待っています。
このページに関するお問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください