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更新日:2024年4月5日
那珂久慈浄化センターができたのはいつ?
昭和52年に事業を着手し、平成元年に処理を開始しました。
処理場に入ってくる下水はどんな水か?
家庭の台所、トイレ、お風呂などに使用した水や事業所工場からの排水です。
下水道管の太さは?長さは?
下の表のとおり、管の太さは外径250~2,600ミリメートル、
長さは86.0キロメートルです。
幹線名 | 太さ | 長さ |
久慈幹線 | 350~2,000ミリメートル | 25.8キロメートル |
勝田幹線 | 1,000~2,200ミリメートル | 8.6キロメートル |
日立幹線 | 500~1,600ミリメートル | 6.2キロメートル |
常陸太田幹線 | 400~800ミリメートル | 0.7キロメートル |
那珂湊幹線 | 400~1,350ミリメートル | 15.5キロメートル |
那珂幹線 | 250~1,000ミリメートル | 15.9キロメートル |
水戸幹線 | 900~1,350ミリメートル | 10.1キロメートル |
放流渠 | 2,000~2,600ミリメートル | 3.2キロメートル |
暫定管・2条管を含む(4.3キロメートル)
下水道管の清掃はどのようにやっているの?
清掃の方法としては、高圧洗浄車洗浄清掃と吸引清掃の2種類があります。
下水はどのように処理場に運ばれるの?
下水は、高い所から低い所に流れるように、管をななめに傾けて
(1キロメートルで1メートル深くなる)運んでいます。しかし
処理所までは、相当の距離があるので、自然に流れる方法だけでは、
管が深くなりすぎて,工事や管理が大変になってしまいます。
そこで、下水をくみ上げるポンプをある程度の間隔で設置し、
あまり深くならないように工夫し、自然に流れる方法と組み合わせて、
下水を処理場まで運んでいます。
どこの市町村から下水が入ってくるの?
水戸市、日立市、常陸太田市、ひたちなか市、常陸大宮市、那珂市、
大洗町、城里町、東海村の9市町村及びひたちなか東海広域事務組合の
計9市町村1組合から下水が入ってきます。
一日に処理する下水の量は?
一日平均約9万立方メートルの下水を処理しています。
これは、学校のプール(25m×15m×1m)240杯分です。
下水を処理するためにかかる時間は?
処理場に入ってから、出るまで14~15時間が必要となります。
下水の中のゴミや砂は、どのように取り除くの?
沈砂池という所で、スクリーン(網)や除塵機でゴミを取り除きます。
砂は沈殿させて取り除きます。
水の汚れはどうしているの?
微生物に汚れを食べさせ、それを沈殿させて取り除きます。
汚れを沈めやすくするために、どんな工夫をしているの?
汚れが沈みやすいように下水を時間をかけて流したり、
微生物が活発に動いて汚れをたくさん食べられるように
空気の量を調整したり、微生物の量を調整したりしています。
細菌やバクテリアを殺菌するために、どんな工夫をしているの?
海に流す前に、次亜塩素酸ナトリウム(次亜塩素酸ナトリウム12%)
という薬品を加えて塩素消毒しています。
処理した下水は再利用しているの?
場内における各機械の洗浄水や消泡水及び、焼却炉の排煙処理塔、
電気集塵機の浮遊物質の除去に再利用しています。
微生物はどこから来るの?増えるの?
下水の中にもたくさんいるので自然に発生します。湖や川にもいます。
処理する途中で増えますが、汚泥とともに引き抜かれます。
微生物の種類は、何種類ぐらいあるの?
活性汚泥中に出現するものはやく200種類で、
特に処理場で多く出現するものはやく50種類程度です。
大きさは生物によって様々ですが、大きさは50~200µm
(1ミリメートルの約20分の1~5分の1程度)です。
主な微生物は、細菌、原生動物(ゾウリムシ,ツリガネムシ等)です。
微生物はどのくらいの数がいるの?
季節や運転状況によって変わりますが、
1ミリリットル中に約1万個の微生物がいます。
きれいになった水の放流先はどこ?
太平洋に放流しています。
取り除いたゴミや汚泥はどうしているの?
スクリーンに引っかかったビニール等のゴミ(しさ)は、
産業廃棄物業者に処分をお願いしています。
処理過程の中で汚泥として沈めたものの大部分は、水分を絞り、
焼却炉で燃やして灰にしています。
現在は放射性物質が含まれるため、管理型最終処分場に搬出しています。
汚泥の一日の発生量は?
水分を絞った(脱水した)状態では、1日約114tです。
脱水した汚泥は、焼却炉で燃やし、灰にします。
なお、那珂久慈浄化センターでは、周辺地域の単独公共下水道の処理場で
発生した汚泥の焼却も行っています。詳しくは、
那珂久慈ブロック広域汚泥処理の計画概要をご覧ください。
何台の機械があるの?
処理場の中には、ポンプや掻(か)き寄せ機など100台以上の機械があります。
その他に、ポンプ場でも機械を使っています。
下水に含まれている汚泥物質は、どのくらい減量されるの?
下水に含まれている汚泥物質は焼却灰になると、
おおよそ400分の1の重量になります。
何人の人が働いているの?夜はどうしているの?
約70名が従事しています。24時間体制をとっています。
停電になったときは大丈夫?
電気をつくる設備(自家発電設備)があるので、
停電になっても水処理が止まることはありません。
敷地の広さはどのくらいなの?
約35haです。(1ha=100m×100m,=10,000平方メートル)
東京ドームの広さが約4.7haですから、東京ドーム約7個分の広さがあります。
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