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更新日:2023年7月30日
10月から、"アウトドア・食・新たな旅のスタイル”をテーマとした国内最大規模の観光キャンペーン「茨城デスティネーションキャンペーン」(茨城DC)が始まります。
今回は、水辺の「アウトドア」に焦点を当て、「ろ舟遊覧」と、「シーカヤック体験」を紹介します。
地域(県・市町村・観光事業者など)とJRグループ6社が一体となって行う国内最大規模の観光キャンペーン。本県での展開は、2002(平成14)年以来21年ぶり3回目(秋季は初)
期間▶10月1日(日曜日)~12月31日(日曜日)
県観光物産課
☎029(301)3605
ろ舟の船頭をして6年。元市職員。人力車の車夫もしている。潮来市の発展を願い日々活動している。
観光商工課職員。「日本一の水路のまち基本計画」を掲げる潮来市で、観光面での水路の活用に努めている。
あやめまつり期間のろ舟遊覧の様子
―ろ舟と潮来の歴史について教えてください。
里 潮来は江戸時代、東北からの物資運搬の中継地点として水運で栄えた土地です。その後、水運の利用は減少しましたが、女性船頭である〝娘船頭“の存在で観光地として注目されるようになりました。
坂田 現在は「潮来市ろ舟保存会」として、男女問わず多くの船頭さんが活躍しています。
娘船頭によるろ舟遊覧の様子
―ろ舟遊覧の魅力とは。
坂田 舟の特性上、ゆったり左右に揺れるため、ゆりかごのような心地よさを感じられます。舟をこぐ音、水の音、鳥のさえずりなど音もいいですね。
里 潮来のろ舟といえばあやめまつりですが、今は一年を通して運航しているため、四季を楽しむことができます。
坂田 それから、舟の上では、船頭さんから潮来の歴史や驚くような面白い昔話が聞けますよ。
―船頭になってよかったことはありますか。
坂田 舟の上のお客さまはもちろん、川辺にいる観光客や市民の方々とも交流できるのがうれしいですね。舟の上から手を振ると、川辺を歩く大半の人が手を振り返してくれますから。
ろ舟をこぐ坂田さん
―DCで行うイベントについて教えてください。
里 水郷潮来あやめ園にて、カラフルな風車や竹風鈴を飾って秋の川風を楽しむ「風の音しらべ」を開催し、あやめ園発着のろ舟を運航します。また、ろ舟から夕日を眺めるルートなどの特別企画もあり、あやめまつりの時期とは違った良さがあります。DCをきっかけに、水路のまちのイメージを定着させ、多くの方に水郷潮来の魅力を知ってもらいたいです。
津軽河岸あと広場(潮来市潮来590-2)発着。運航時間などは事前にお問い合わせください。
株式会社いたこ まちづくり観光事業部(外部サイトへリンク)
☎0299(94)2800
本業は建設業だが、カヤックやドローンなど北茨城でさまざまな事業を展開。部活動の外部コーチをするなど地域貢献にも積極的に取り組む。
北茨城市平潟町でのシーカヤックの様子
―北茨城の海の特長を教えてください。
駒木根 変化に富んだ海岸線、二ツ島、六角堂など、さまざまな絶景ポイントがあり、シーカヤックでは、それらを海から見られるんです。また、透明度が高く、DC期間とも重なる晩秋から冬にかけては海の底まで見えますよ。
カヤックから見える絶景と透き通った海
―シーカヤックの魅力とは。
駒木根 非日常感ですね。波を乗り越える感覚を楽しむのはもちろんですが、乗っていると訪れる「人工物の音が全くない、自然の音だけが聞こえる瞬間」が最高なんです。
―シーカヤック体験は初心者でも大丈夫ですか。
駒木根 体験で使うカヤックは、横に広い構造で転覆の心配が少なく、ライフジャケットも着用するので、初心者でも安心して体験できます。また、シーカヤックは波が穏やかになる晩秋から春がおすすめです。夏から秋は川での体験のご用意もあります。
―シーカヤック以外にもさまざまな取り組みを行っていますね。
駒木根 地域貢献の一環として、海岸の清掃活動や中学校の部活動の外部コーチなどもしています。部活動では楽しく鍛えるために、体幹トレーニングにシーカヤックを取り入れるなどをしています。地元北茨城の自然で遊び、学び、楽しむことで、最終的には、若い世代が就職後に地元に戻ってきてくれるといいなと思っています。
こぎ方も教えてもらえます
―DC特別企画について教えてください。
駒木根 カヤックに乗り、二ツ島と六角堂を海から眺めた後、市内の別施設で展望風呂とお食事が堪能できる企画です。DCをきっかけに、北茨城の魅力を知ってほしいです。
体験内容はカスタマイズ可能。詳しい内容や料金についてはお問い合わせください。
FLAT2nd(外部サイトへリンク)
北茨城市関南町神岡下291-1
☎080(6675)6064
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