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更新日:2017年2月26日
本県を訪れた方に「来てよかった、また行きたい」と思っていただくには、県民の皆さん一人一人が郷土茨城を知り、自信を持って茨城の魅力を伝え、相手の立場になって接することが大切です。
県では、市町村や関係団体、県民の皆さんと一体になって「おもてなし日本一」を目指す取り組みの一つとして、「いばらき観光おもてなし推進条例」に基づき、平成27年度から観光知識や接遇スキルの向上を図るため
「いばらき観光マイスター試験」を始めました。
今回は、「いばらき観光マイスターS級」の堀田誉さんと大足久仁子さんにお話を伺いました。
皆さんも、茨城の魅力を学び、おもてなしを実践していきましょう!
いばらき女性特派員
荻野由利子
【プロフィール】
水戸市在住
趣味:朗読、旅行、フラワーアレンジメント
年に1回行う認定試験において、いばらき観光マイスターガイドブックから出題する筆記試験に合格した方を「観光マイスター」(県を代表する観光地や地元ならではのグルメなど、観光案内をするうえで十分な知識を有する人)として認定しています(平成27年度は282人)。
観光マイスターの中から希望者に対し、実演による接遇試験を実施し、見事合格した方を「観光マイスターS級」(十分な知識に加え、おもてなしの心による高い接遇スキルを備えた方)に認定しています。
平成27年度は、「宿泊施設」「観光ボランティアガイド」「交通関連」「観光施設」「その他観光関連業」
「一般・その他」の6分野で47人が認定されました!
茨城には、地域ごとにさまざまな魅力があると思います。観光地としての魅力の「種」の部分を育て、磨き成熟させ、茨城のファンを増やすために貢献したいと強く思ったからです。
温暖な気候に恵まれた茨城の里山には昔から人が住み続けており、私たちにとっては生活を営む見慣れた風景ですが、県外や外国の方には、新鮮で、魅力的に映るようです。
例えば、野菜を生で食べる習慣がないという外国人のお客さまに、ホテルの畑で採れた野菜をシェフ特製のディップを付けて召し上がっていただいたところ、「おいしい」と感激してくださいました。
今後も、里山での体験をはじめ、茨城での旅の楽しさや幸福感をお客さまに持ち帰っていただき、より多くの方に茨城の魅力を知ってもらえるよう活動していきたいと思います。
「お客さまのニーズに合わせて付加価値を提供すること」が大切だと考えています。
先日、お客さまから袋田の滝について聞かれた際に、周辺の植物についてもご案内したところ、大変喜んでいただけました。そのお客さまが植物に興味を持っていることをその前の会話で把握できたため、価値を提供することができた事例です。
「おもてなし」を実践するためには、コミュニケーションが重要です。お客さまの話に耳を傾け、求めるものを積極的に知り、おもてなしを実践したら自分なりに振り返って改善する。これを繰り返すことで、自分自身も成長することができるのではないかと思っています。
茨城に来てよかったと思ってもらえるように、県民の皆さんと一緒になって、魅力を伝えていきたいと思います。
日々、おもてなしを実践しています
愛する茨城県の魅力度ランキングを上げるため、「応援しなくちゃ!」と思っていた時に、県のホームページで試験の案内を見つけ、自分でもマイスターになれるか、チャレンジしてみようと思ったのです。
茨城の観光名所や歴史を勉強すればするほど、茨城には魅力的な所がたくさんあることがわかり、より茨城が好きになりました。S級試験の際には、一県民の代表という気持ちで臨みました。
茨城は山や海、川、湖など豊かで穏やかな自然に恵まれ、メロンや梨、ブドウ、栗など女性に人気の果物をはじめ、農産物や海の幸も豊富です。東京などの大都市からも近いので、普段着で「ちょっとそこまで」という感覚で、何度でも足を運ぶことができます。また、茨城弁の印象からぶっきらぼうなどと思われがちですが、実は話好きで世話好きな優しい県民です。
土地柄も人柄も、懐が深くて飾らないお母さんのよう。茨城の魅力はそこにあるのではないでしょうか。
明るい笑顔とあいさつで観光客の皆さんを出迎え、親切丁寧に接することが大切だと思います。
観光客の方に質問されて分からないことがあっても、一生懸命な姿勢は必ず相手の心に伝わり、それが心からの「おもてなし」につながるのではないでしょうか。
県民の皆さん一人一人が、自分も観光マイスターだというような気持ちを持って、茨城の魅力を発信していただけたら良いなと思っています。
2年後の茨城国体でもおもてなしを実践していきます
茨城が大好きで、茨城をもっと良くしていきたいという意欲にあふれたお二人でした。
堀田さんは、ホテルの設備を使用することで、初心者でも気軽にキャンプを楽しめる「グランピング」を県内でいち早く導入し、自然豊かな常陸太田市の里山を、県北地域の魅力の入口にしたいとおっしゃっていました。
大足さんは、笠間市の歴史にとても詳しく、温かい雰囲気の中で、興味深い話をしてくださいました。
お二人とも素敵な笑顔で初対面の私を温かく迎え接してくださり、「おもてなし」とは、こういうものなのかな?と、改めて感じました。
隠れた茨城の魅力を発掘して、磨きあげること。そして、茨城がさらに魅力的な県になるように、県民の皆さ
ん一人一人が「おもてなし」を実践していきましょう!(荻野由利子)
(いばらき観光おもてなし推進条例の考え方)
県民の皆さん一人一人の力を合わせて、「おもてなし日本一」を目指しましょう!
県観光物産課☎029(301)3617
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