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更新日:2017年9月26日

 

10月補正予算案発表記者会見における発言要旨170928

この資料は,県政記者クラブとの記者会見での発言内容を要約したものです。

 

知事記者会見の動画は,こちらから視聴いただくことができます。

いばキラ(外部サイトへリンク)

・10月補正予算案等について

・小池百合子東京都知事の国政新党「希望の党」の代表就任について

・衆議院の解散ついて(1)

・県議会第3回定例会への意気込みについて

・全国知事会について

・副知事人事について

・取手市の女子中学生自殺問題について

・衆議院の解散について(2)

・消費税について 

 

(作成:広報広聴課)
平成29年9月28日(木曜日)
11時20分~11時35分 庁議室


 ○10月補正予算案等について


NHK(幹事社):本日は,知事から補正予算関係で発表があるということですので,まず,知事からお願いいたします。 

知事:本日は大変お忙しい中お集りいただきましてまことにありがとうございます。

第3回の定例会に提案いたします予算案等につきまして,その概要をご説明申し上げます。

予算案については,既に財政課から説明しているため,私からは予算編成の基本的な考え方を中心に説明したいと思っています。

今回の補正予算の基本的な考え方ですが,私の就任から間もないタイミングでございますので,国から内示のあった国補公共事業の追加や道路危険箇所の修繕など,今回どうしても提案が必要な最小限の項目に厳選しております。その結果,一般会計補正予算の総額は約58億円となっております。

主な項目といたしましては,社会資本の整備を行う公共事業として約45億円を計上しております。茨城空港と常磐道を結ぶアクセス道路や,東関東自動車道水戸線の整備などでございます。

防災・減災対策として,道路の落石防止や河川の堤防修繕等を追加しております。

また,地方創生拠点整備交付金を活用した繊維工業指導所の改修や,待機児童ゼロに向けた保育所等の整備なども計上しております。

債務負担行為の補正については,来年度の公共工事の平準化に向けて,平成29年度内の支出額がゼロの債務負担行為を合計約44億円設定させていただいております。

条例その他の議案などについては,平成27年11月に発生した取手市立中学校の生徒の自殺に関する調査を取手市から受託する議案及びそのための調査委員会の設置条例などを予定しております。

以上でございます。

NHK(幹事社):ありがとうございました。

ただいまの報告に関して,まず幹事社からいくつか質問させていただきたいと思います。今回の補正予算案で,知事から見た,目玉,特に力を入れている特筆すべき点をお伺いしたいと思います。

知事:必要最低限に絞った補正予算でありますので,事業として大きな事業があるというわけではございませんが,ただし,目玉となるとすると,債務負担行為が非常に意味のあるものなのかなと思っています。公共事業の平準化によって,事業者に対する負担,あるいは事業が(年度の中で)短期間に集中することによる資材や人件費の高騰,そういういろいろな弊害を防ぐことになると思いますので,この辺が今回の補正予算の中でもし目玉とするとするならば,目玉なのかなと考えております。 

NHK(幹事社):今回の補正予算に関して,知事自らが何か指示を出したりとかいう箇所があったのでしょうか。 

知事:特段ございません。今まで,既にもう9月の段階で準備されていたものの中から私のほうで厳選させていただきました。 

NHK(幹事社):今回,必要最小限ということですが,12月,もう少し動かしたりとかという展望は。 

知事:12月も含めて,追加の財政措置が必要なものについては措置をしていくという展望を持っています。 

NHK(幹事社):わかりました。ありがとうございます。

幹事社からは以上になりますので,各社,質問がありましたらお願いいたします。

茨城:今回の補正は,大井川カラーというところまでは恐らくいかないと思うのですが,今お話にあった債務負担行為,ゼロ債務負担行為でやるということで,これまでやっていなかったわけではないようですが,もう少し細かくこの意義を教えていただけるとありがたいのですが。 

知事:意義と申しましても,債務負担行為というのは,要するに,やることに意義があるということでございますので,今回,約44億円の債務負担行為を設定しているということで,厳選した中でもきちんと適正な事業環境が実現するような配慮をしっかり行ったとご理解いただければと思います。 

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 ○小池百合子東京都知事の国政新党「希望の党」の代表就任について


朝日:予算とは別件なのですが,小池都知事が新党の希望の党の党首,代表に就任いたしました。地方自治体のトップが国政政党の代表を務めるということについて,大井川さんはどのようにお考えでしょうか。

知事:東京都のことなので,直接のコメントは差し控えたいと思いますが,私自身について言えば,目の前の茨城県をどうするかということで精いっぱいなので,とても二足のわらじを履く余裕はないというのが現状でございます。

朝日:東京都の,というよりも,知事として,地方自治体の長が政党の長というのは,やっぱりそぐわないというお考えであるという認識でよろしいでしょうか。

知事:私自身としては,知事の仕事をこなすのが精いっぱいだという感想を持っていますので,個人的な感想といえば,二足のわらじは難しいだろうなと思っています。

 

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 ○衆議院の解散ついて(1)


NHK(幹事社):今,補正予算以外の質問が出ましたが,とりあえず,補正予算関連で質問のある方はお願いしたいと思うのですが。もしなければ,せっかくの機会ですので,補正予算以外についてもお伺いしたいと思っております。幹事社から数点お伺いいたします。

きょう間もなく衆議院解散ということになりますが,報道では大義なき解散と言われていたりしますが,その辺について知事の所感をお伺いしたいと思います。

知事:解散の大義については,いろいろ総理のご判断とかもございますので,私としてコメントする立場にないとは思っています。 

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 ○県議会第3回定例会への意気込みについて


NHK(幹事社):改めてになるのですが,この前の会見でもありましたが,10月3日から議会を開会するというところで,意気込みをお伺いできればと思います。

知事:今回の議会にご提出する補正予算は大分限定しているということなので,基本的には私の所信なりについてご議論いただくことになるかと思いますが,しっかり議会の先生方とも議論をして,活発な議論の中で,よりよい茨城の方向をつくっていけたらなと思っています。

NHK(幹事社):ありがとうございます。では,各社よろしくお願いいたします。

 

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 ○全国知事会について


 

共同:先ほどの希望の党の関連で質問したいのですが,小池さんは,知事もそうかと思いますが,(知事には)中央省庁の官僚出身者が多いということで,それで真の地方分権ができるのかということで,全国知事会自体を批判するのですが,それについてのお考えをお聞かせ願いたいのと,もう1点,小池さんは東京の改革を進めるために国政へ進出する,国政を変えるということをおっしゃっているのですが,これは東京目線で国政の変革をするという趣旨ではないのかということで批判の声も出ています。その点はいかがお考えでしょうか。 

知事:知事会は私はまだ参加したことがないので何とも言えませんが,地方自治を預かる人間同士で意見交換をして,国という行政機関に対していろいろな発言をしたり,あるいは要望したり,あるいは議論したりということについての意義は,私は当然あるのではないかと思っています。それを頭から否定するのはいかがなものかなという気がしております。

 

それから,2つ目の質問については,東京を変えるために国政というのも何か不思議な話で,国政の立場から茨城県を見るために衆議院なり参議院の議員もいるわけですので,そういう意味では,役割分担ということで,司,司でいろいろものを考えて,そういう人たちと一緒に議論をするということで,そんなことを言い出したら,全部のことを一人の人がやらないと改革できないという話になってしまうので,私としては,その議論は違和感があるかなという感じはいたします。

 

 

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 ○副知事人事について


読売:副知事人事のことなのですが,一部報道で,県の教育長の小野寺氏を起用するという方針とありましたが,それについては,そのとおりということなのでしょうか。

知事:いえ,検討中でございます。

読売:議会のほうで検討中ということですか。

知事:議会にしっかり諮っていきたいと思っています。

読売:わかりました。 

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 ○取手市の女子中学生自殺問題について


茨城放送:取手市のいじめの調査委員会が立ち上がるということで,途中から引き継ぐような形ではありますが,知事ご自身はこの問題についてどういった関心を示していて,また,この委員会の方向性といいますか,どういった方向で進めていくお考えでしょうか。

知事:私も,本当に就任して間もなくで,詳細な話はまだ聞けていないのですが,印象としては,最初に大きなボタンの掛け違えがあったように見えますので,議会に諮って,取手市から委託された委員会を立ち上げたあとは,きちんと事実関係を確認して,ご遺族の方にも納得できるような形で調査をした上で,公正な結論が出せるような委員会運営,それから人選をしていきたいと思っています。

茨城放送:委員の人選はかなり(進んでいるのですか)。

知事:かなり,事務的には進んでいます。

 

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 ○衆議院の解散について(2)


産経:先ほど,衆議院の解散についてはコメントする立場にないとおっしゃっていますが,今後行われる選挙について,どういったことが争点になるのか,争点として考えられるのか,それから,もしあればですが,県政に何か影響はあるのか,お考えを教えていただきたいと思います。

知事:総理のおっしゃっているのは,消費税の使い途として,教育,人材育成のところに活用という話がありますが,もしそういうことが実現するのなら,私自身の公約の一部と方向性が一つになるので,そういう意味では,方向性としては私としても非常に賛同できるものかなと思っていますが,それがメインの争点になるのかどうかというのは(選挙を)やってみないとわかりません。

なおかつ,そもそも解散すること自体が争点になっていたり,あるいは,そもそも自民党対違う野党勢力という政策とあまり関係ないところでの盛り上がりのほうが大きいような気もするので,茨城県にどう関係するのかというのはちょっと読めないのですが,総理が解散の大義としておっしゃっていた消費税の一部を活用しながら人材育成,ということについては,私は個人的には非常に賛成です。 

  

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 ○消費税について


朝日:関連してなのですが,消費税を,この時期,上げるということ自体についてはどのようにお考えですか。景況への影響も大きいというので懸念する声もありますが。 

知事:景況判断を踏まえて消費税を増税するということで国会で決まっているはずなので,私からコメントするのもどうかなと。そこについてはコメントを差し控えたいと思います。 

NHK(幹事社):よろしいでしょうか。ほかに質問のある社はいらっしゃいますでしょうか。

では,ないようなので,終わります。

知事:どうもありがとうございました。

 

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