ホーム > 広報・お知らせ > 広聴・相談 > 大井川知事と語ろう!新しい茨城づくり > 大井川知事と語ろう!新しい茨城づくり(令和6年10月9日)
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更新日:2024年10月24日
「大井川知事と語ろう!新しい茨城づくり」では、地域に根ざし、特色ある活動をしている団体等の活動拠点に知事がお伺いし、直接県民との対話と本音の議論を通し、「新しい茨城づくり」の理念を共有することを目的として、少人数による座談形式での対話集会を行っています。
令和6年度 第2回「大井川知事と語ろう!新しい茨城づくり」が、10月9日(水曜日)ひたちなか市内で行われました。
今回は、阿字ヶ浦地域の活性化に取り組む有志団体「イバフォルニア・プロジェクト(外部サイトへリンク)」の皆さんと、「持続可能な活動を通じた『100年先も豊かに暮らせる海(街)づくり』について」のテーマで、活発な意見交換を行いました。
イバフォルニア・プロジェクトのメンバーは、それぞれが本業を持ちながらプロジェクトに参加しています。そして、共通して「夏だけでなく、年間を通して阿字ヶ浦海岸の賑わいを創り出したい」との思いを持って、活動を行っています。
現在、ひたちなか市内の有志12名を中心として活動しており、今回の対話集会には8名が参加してくださいました。
対話集会の会場は、ひたちなか市阿字ヶ浦町の「イバフォルニア・ベース」です。
イバフォルニア・ベースは、使用されなくなった海の家を、プロジェクトメンバーがリノベーションをして造られたコワーキング&コミュニティスペースです。イバフォルニア・プロジェクトの拠点としても活用されています。
意見交換に先立ち、まずはイバフォルニア・ベース内を見学しました。
イバフォルニア・ベースは、メンバーの一部がコミュニティマネージャーとなり、「地域と人とをつなぐ交流地点」を目指して運営されています。
コワーキング&コミュニティスペースのほか、阿字ヶ浦海岸における海辺レジャーの拠点としても活用されており、1階にはSUP(サップ)ステーションを備えています。参加者から説明を受けながら、知事も興味深く見学しました。
また、この日は天候が悪く見学できませんでしたが、2階にはグランピング施設もあり、穏やかな阿字ヶ浦の海を眺めながら、ゆっくりと過ごすことができるとのことです。
(参考:2階グランピング施設)
続いて、メンバーの戸板咲紀さんからイバフォルニア・プロジェクトの活動紹介をいただきました。
かつて、日本屈指の海水浴場としてひと夏で約300万人が訪れていた阿字ヶ浦海岸。
この海岸を「カリフォルニアのビーチのようにみんなが楽しく、居心地の良さを感じながら過ごせる場所にしたい」との地元有志の思いから、2018年にイバフォルニア・プロジェクトは始動しました。
「100年先も豊かに暮らせる海(街)をつくる」というビジョンに共感したメンバーが徐々に集まり始め、現在は年に2回のイバフォルニア・マーケット(阿字ヶ浦海岸を舞台にしたビーチマーケット)や、その拠点となるイバフォルニア・ベースの運営等、年間を通じて海岸の賑わいづくりのための活動を行っています。
「多様なメンバーが集まるこのプロジェクトは、様々な思いを実現できるような、チャレンジの受け皿にしていきたい」と語るのは、イバフォルニア・プロジェクトの発起人の一人でもある小池伸秋さん。
Co-Living & Guesthouse マンシュウヤの三代目として、阿字ヶ浦地域でゲストハウスを営むとともに、現在は、(一社)アジラボ代表理事として、イバフォルニア・ベースの管理を行っています。
小池さんからは「時代の流れに合わせて、自分たちも変化していくことが大切。例えば、自分たちが空地を活かしたマーケットを行ったことがきっかけとなり、今度は新しく常設のカフェがオープンすることになった。そういった流れができて、阿字ヶ浦地域が活気づくと良い」お話がありました。
また、参加者からは「海は海水浴だけではなく、音楽や、ただゆっくりと過ごすなど、様々な楽しみ方ができる場所だということを、様々な年代からアプローチできていることに価値を感じる。一人で発信するには限界があるが、若い人たちも入ってきてくれて、様々な人たちが海で楽しんでいるのを見るのがうれしい」とお話がありました。阿字ヶ浦地域だけでなく、様々な地域から多様な人に関わってもらい、地域を持続的に発展させていきたい、との思いも語っていただきました。
そして、今後の展望や課題を語る中では、参加者から「例えばヤシの植樹であったり、芝生の敷設などのハード面での整備は重要」、「イベントで設置したモニュメント等を常設することで、新たな文化の創出につながるのではないか」等、様々な意見が出ました。
知事も「非常にポテンシャルを感じる、面白いプロジェクト。瞬間的なイベントのみならず、蓄積していくことは非常に重要」と応えました。
そして、知事は「地元で集まり、盛り上がっているという機運の醸成は非常に重要と考える。それぞれ本業がある中で、様々な視点を持つ皆さんがこのように行動していることで、新たな風が吹き、地域の再活性化のヒントにもつながっている。あとは見せ方を工夫したり、売り込み方を広げてみると、このプロジェクトに弾みをつけられるのではないか」と語りました。
参加者からも「意見交換を通じて、様々な気づきがあった。この活動を続けてきたなかで、今後の活動を考える良い機会になった」と話がありました。知事も「プロジェクトにおけるコンセプトや方向性が、非常に面白いと感じる。今後の活躍も期待しています」と応えました。
対話集会にご参加いただいた皆様、この度はありがとうございました。
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