ホーム > 茨城県の各部局の業務案内 > 農林水産部 > 出先機関 > 農業総合センター病害虫防除部(病害虫防除所) > 環境にやさしい病害虫防除の技術紹介 > ブドウの耕種的防除法
ここから本文です。
更新日:2023年8月10日
病害虫名 | 防除法 |
---|---|
褐斑病 べと病 |
1.冬期間に,落ち葉処理を徹底する。 2.施設,雨よけ栽培する。 |
さび病 |
1.中間宿主のアワブキやミヤマハハソを,園周辺から除去する。 2.冬期間に,落ち葉処理を徹底する。 3.施設,雨よけ栽培する。 |
黒かび病 |
1.適切な摘粒を行い,果実の裂果を防ぐ。 2.被害果房は早期に除去する。 |
苦腐病 ペスタロチアつる枯病 |
1.罹病果や枝梢,つる,巻きひげ等は,早期に除去する。 |
白腐病 |
1.園内の通風を良好にする。 2.被害果や枝梢は,早期に除去する。 |
白紋羽病 枝膨病 根頭がんしゅ病 つる割病 |
1.無病苗を厳選して植栽する。 |
ウイルスによる病害 (リーフロール病, えそ果病など) |
1.無病苗を植えつける。 2.えそ果病は,媒介虫であるブドウハモグリダニの防除を徹底する。 |
コナカイガラムシ類 |
1.冬季に枝幹の粗皮削りを行う。 2.粗皮間際に生息する成幼虫や卵のうを,除去する。 |
ブドウネアブラムシ (フィロキセラ) |
1.耐虫性台木による接木苗を植付ける。 |
ブドウスカシバ |
1.被害枝を切除し,土中に埋めるなど適切に処分する。 2.葉柄や新梢に食入した幼虫は,捕殺する。 |
コウモリガ |
1.樹幹の根元周辺を除草し,通風を良好にする。 2.被害新梢は切除して幼虫を捕殺し,被害幹は食入穴に針金を挿入して刺殺する。 |
ブドウトラカミキリ |
1.越冬幼虫の食入している剪定枝は,土中に埋めるなど適切に処分する。 2.粗皮下の越冬幼虫を刃物で削り取り,捕殺する。 |
コガネムシ類 | 1.園内及び周辺に,堆肥等の貯留,堆積をしない。 |
チャノキイロアザミウマ | 1.枝梢の粗皮削りを行う。 |
ブドウハモグリバエ | 1.被害葉は早めに摘除し,土中に埋めるなど適切に処分する。 |
ハダニ類 | 1.誘引ひもは越冬場所となるので,毎年除去し,適切に処分する。 |
このページに関するお問い合わせ
病害虫の発生状況や、適切な防除方法は地域により異なる可能性があります。病害虫の防除や農薬についてのご相談は、お住まいの都道府県にある病害虫防除所等の指導機関にお問い合わせください。
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください