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本病は糸状菌(かび)の一種である,Tilletia cariesなどによって引き起こされる病害です。
子実に発生し,内部には茶褐色の厚膜胞子が充満しています。また,潰すとなまぐさい臭いがします。
外見は健全なものとほとんど変わりませんが,稈長が短くなる傾向があり,健全な穂に比べてやや暗緑色になります。
切断面(出穂約10日後) |
切断面(出穂20日後) |
左:健全穂,右:発病穂(出穂約25日後) |
左:健全穂,右:発病穂(出穂約30日後) |
左:健全穂,右:発病穂(出穂約35日後) |
溢れてきている厚膜胞子 |
左:健全粒,右,発病粒(胞子が充満している) |
厚膜胞子 |
厚膜胞子(網なまぐさ黒穂病:Tilletia caries) |