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更新日:2024年10月18日
9月27日に、筑西市内の大規模普通作生産者が栽培する大豆多収品種「そらみずき」の圃場巡回を行いました。巡回には育成者である農研機構をはじめ各関係機関が参加し、現地の生育状況の確認や課題などを話し合いました。
本品種は、中~大粒で、多収、裂夾性は難、優れた豆腐加工適性を有するなどの特性を持つ新品種です。昨年から、茨城県では初となる筑西市での現地栽培を70aで開始し、本年は3haに面積を拡大して栽培しています。
本品種の特性を活かし、さらなる多収を目指すための早播き試験も行い、慣行の播種期に比べて生育量と着莢数が顕著に増加することを確認しました(写真2)。また、1開花期間の長さに伴う防除適期や、2刈り遅れ時の裂莢性、3耐倒伏性、4干ばつ時の不稔などについて情報交換を行いました。一方で、開花期間が長いことは干ばつを回避するリスク分散になるのではとの意見も出されました。
今後は、経営・普及部門で、坪刈りを行って収量構成要素を調査し、生産者の所得向上につながるか収益性を評価する予定です。
現地検討の様子
(左:早播き)そらみずき6月5日播種
(中央:慣行播種期)そらみずき6月27日播種
(右:慣行播種期)さとのほほえみ
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