令和4年度筑西地域プロジェクト発表会を開催しました

　1月17日（火曜日）県西生涯学習センターにおいて、筑西地域農業青年クラブ連絡協議会と筑西地域農業改良推進協議会、県西農林事務所経営・普及部門の共催で、令和4年度筑西地域プロジェクト実績発表会を開催し、管内農業後継者クラブ員や関係機関など48名が参加しました。

　プロジェクト発表の部では、筑西4Hクラブ下館支部、同関城支部、同協和支部、大地のめぐみのそれぞれの代表者4名が発表を行い、これまで取り組んできた課題について、熱のこもった発表と活発な質疑応答が行われました。 また、渡辺パイプ株式会社茨城サービスセンター　所長　藤井信也氏より、「ハウス強靭化　補強事例と施工方法について」と題して、近年増加する台風等の自然災害による農業用ハウスへの被害について、補強ポイントや自力施工の方法について講演をいただきました。

　プロジェクト発表では、農業者代表等による審査員の厳正な審査の結果、師匠（祖父）と自身の栽培方法を比較し、適切な栽培方法について検討を行った、筑西4Hクラブ関城支部の須藤龍太郎さんが最優秀賞を獲得しました。須藤さんは、1月27日（金曜日）に行われる県のプロジェクト実績発表会に、筑西地域代表として出場します。審査員長を務めた農業経営士からは、「師匠である祖父のこれまで栽培方法だけでなく、自ら学んだ栽培方法を取り入れた結果、作業効率や単収、収入の向上につながったという素晴らしい発表だった。今後も4Hクラブの活動等を通して、自身が栽培を行う地域だけでなく県外の先進地を訪問するなど、積極的に活動し、より良い栽培方法を学んでいってほしい。」と講評がありました。

　普及センターでは、産地を支える強い経営体の育成を目指して、これからも農業後継者の活動を支援していきます。

最優秀賞　「就農3年目の孫が師匠（祖父）にばれずにこっそり梨づくりを比較してみた！！！

　～自身と祖父のナシ栽培の比較～」

　筑西4Hクラブ関城支部　須藤龍太郎　氏　

優秀賞（発表順）

「我が家の雑草対策」

　筑西4Hクラブ下館支部　日向野大地　氏　

「ナスの整枝・剪定方法が収量に及ぼす影響及びナスの経営分析」

　筑西4Hクラブ協和支部　日向祐樹　氏　

「麦類栽培における難防除雑草「カラスムギ」の防除対策の検討」

　大地のめぐみ　鈴木郡進　氏　

　発表会の様子