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更新日:2024年2月19日
このコーナーでは、園芸研究所で公表した主要な研究成果をPDF形式で掲載しています。
生産現場に普及できる技術から研究段階の成果などを部門別に掲載しています。
なお、研究成果中の農薬については、最新の農薬登録情報を十分に考慮したうえでご活用ください。
ここでは、野菜部門・キュウリの研究成果を紹介しています。
キュウリうどんこ病菌の各種SDHI剤に対する感受性差異(PDF:128KB)
キュウリうどんこ病菌ではSDHI剤であるペンチオピラドの耐性菌が高頻度で県内に分布し、新規のイソピラザムやピラジフルミドに対しても感受性の低下が多く認められる。一方、これら菌の大部分は新規のイソフェタミドに対しては高い感受性を示す。【平成30年度・病虫研】
キュウリ栽培で発生するミナミキイロアザミウマに対する有効薬剤(PDF:127KB)
キュウリ栽培で発生するミナミキイロアザミウマに対し、エマメクチン安息香酸塩乳剤の防除効果が安定して高い。一方、アバメクチン乳剤、ピリダリル水和剤は多くの地点で効果があるが死虫率の低い地点もあるため、使用後は効果を圃場でよく確認する。【平成30年度・病虫研】
キュウリうどんこ病における複合薬剤耐性菌の発生と有効薬剤(PDF:167KB)
キュウリうどんこ病では、ピリオフェノンやフルチアニルなど数種薬剤に対する複合耐性菌が県内の広い地域で発生している。キノキサリン系水和剤やメパニピリム水和剤、イミノクタジンアルベシル酸塩水和剤などは複合耐性菌に対しても効果が高い。【平成29年度・病虫研】
抑制キュウリにおける減化学合成農薬・減化学肥料栽培の実証(PDF:371KB)
抑制キュウリ栽培において、病害虫の発生に応じた有効薬剤の選択、耕種的・物理的防除および堆肥による窒素肥料成分の代替を行うことにより、化学合成農薬および化学肥料を茨城県特別栽培使用基準以下に削減しても、慣行栽培と同程度の収量を得られる。【平成25年度・土肥研、病虫研】
キュウリ褐斑病防除におけるボスカリド水和剤の使用回避(PDF:40KB)
キュウリ褐斑病に対するボスカリド耐性菌の発生している圃場においては、ボスカリド剤の散布が耐性菌の比率を増大させることから、ボスカリド剤は単用だけでなく耐性菌対策としての他薬剤との混用でも使用を避ける。【平成20年度・病虫研】
キュウリ抑制栽培における褐斑病の初発時期と初期防除によるA品収量維持(PDF:160KB)
県内のキュウリ抑制栽培(7月中旬~下旬定植)では、褐斑病は8月中旬~下旬に初発生する。その後の発病進展を抑制し、A品果実の収量を維持するためには、初発生直後の薬剤散布が必要である。【平成18年度・病虫研】
キュウリ褐斑病菌のボスカリド水和剤に対する耐性菌の発生状況(PDF:139KB)
県内のキュウリ栽培圃場から採集したキュウリ褐斑病菌のボスカリド水和剤に対する感受性検定を、YBA寒天培地を用いた菌糸生育阻止法を用いて行ったところ、耐性菌の発生が認められる。【平成18年度・病虫研】
キュウリ褐斑病菌のストロビルリン系薬剤に対する耐性菌の発生状況(PDF:164KB)
県内のキュウリ栽培圃場ではキュウリ褐斑病菌のストロビルリン系薬剤に対する耐性菌が非常に高い割合で発生している。【平成18年度・病虫研】
ベッド熱水土壌消毒を併用したキュウリの連続不耕起養液土耕栽培法(PDF:546KB)
キュウリの養液土耕栽培において、抑制+促成作型での5作連続不耕起栽培が可能である。土壌消毒法は、給液に用いる点滴チューブに75℃の熱水を流す「ベッド熱水土壌消毒法」が省力的で土壌センチュウに対する効果も高い。5作目終了時の不耕起栽培の土壌物理性は悪化しない。【平成17年度・野菜研】
キュウリ褐斑病、うどんこ病、べと病の発生に対する接木の影響と品種間差異(PDF:113KB)
キュウリ褐斑病及びうどんこ病の発生は、自根栽培よりブルームレス台木を用いた接木栽培で多く、さらに接木栽培では、「シャープ1」と比較して、「ハイ・グリーン22」と「ハイ・グリーン21」で多く、「グリーンラックス2」では褐斑病はやや多いが、うどんこ病は同等である。べと病の発生は、品種間及び接木の有無における差異はない。【平成17年度・病虫研】
キュウリ褐斑病に対する有効薬剤と効果持続期間(PDF:122KB)
キュウリ褐斑病に対して、マンゼブ水和剤やジエトフェンカルブ・チオファネートメチル水和剤等の防除効果は高い。防除効果の持続期間はマンゼブ水和剤で10日間、ジエトフェンカルブ・チオファネートメチル水和剤等で7日間である。【平成17年度・病虫研】
薬剤耐性キュウリ褐斑病菌の発生実態と有効薬剤(PDF:130KB)
県内ではジエトフェンカルブ・チオファネートメチル耐性とジエトフェンカルブ・プロシミドン耐性のキュウリ褐斑病菌が発生している。前者にはジエトフェンカルブ・プロシミドン水和剤とマンゼブ水和剤が有効であり、後者にはTPN水和剤、ジエトフェンカルブ・チオファネートメチル水和剤、マンゼブ水和剤等が有効である。【平成17年度・病虫研】
キュウリの養液土耕栽培における省力的なベッド熱水土壌消毒の効果(PDF:342KB)
キュウリ養液土耕栽培において、点滴チューブを給液と熱水土壌消毒で共用することができる。栽培ベッドだけに熱水土壌消毒を行うことになるがネコブセンチュウの防除効果が認められ、作業の省力化が図れる。【平成16年度・野菜研】
表層腐植質黒ボク土壌におけるキュウリ促成作型の養液土耕栽培での潅水量は、生育に伴って徐々に多くなる。pF1.8~1.9で管理すると生育は良好で、その時の1日・1株当たりの潅水量は定植後0.3L、収穫盛期には1.5L程度となる。【平成15年度・野菜研】
RIPA法を利用した果菜類ウイルス病の簡易診断法(PDF:212KB)
トマト、ピーマン、メロン、キュウリにおけるモザイク病や黄化えそ病などのウイルス病は、RIPA(迅速免疫ろ紙検定)法により、簡易かつ迅速な診断が可能である。【平成15年度・病虫研】
培地バッグ(仮称)を用いた野菜養液栽培技術(PDF:132KB)
固形培地を遮根透水シートで包んだものが培地バッグである。点滴給液や底面給液などの固形培地を用いる養液栽培では,固形培地の代わりに培地バッグを用いることによって,栽培終了後の棄却する固形培地の量を大幅に減らすことができる。【平成14年度・野菜研】
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