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更新日:2018年3月14日
これまでの露地野菜を中心とした「たい肥ナビ!」にくわえ、牛ふんたい肥をつかった米づくりで活用できる施肥設計システム「たい肥ナビ!水稲版」を開発しました。適切な施肥設計を行うと、土づくりをしながら化学肥料を削減できます。特別栽培米やエコファーマーの認定に取り組むときなどにもご活用ください。
「たい肥ナビ!水稲版」(Excel 2003) | 最終更新日:平成22年3月15日 農家情報:97件 |
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「たい肥ナビ!水稲版」の使い方(PDF) |
「たい肥ナビ!水稲版」は、茨城県内のたい肥生産情報と土壌診断結果を活用できる施肥設計システムで、マイクロソフト社の表計算ソフト・エクセル2003で作成しています(図1)。
たい肥から供給される肥料成分、たい肥の連用による窒素肥効率の向上、および、地力窒素をもとに施肥設計します。
「たい肥ナビ!水稲版」の詳細設定 (PDF:138KB)
写真提供 茨城県農業総合センター農業研究所 |
米づくりに使う牛ふんたい肥の施用量は、乾田1t/10a・湿田0.5t/10a。 | |
水稲栽培では、水田の土壌条件(乾田・半湿田・湿田)にあわせ、牛ふんたい肥を毎年一定量施用することで(図2)、「土づくり」と「化学肥料削減」を同時に行うことができます。 |
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作成:茨城県農業総合センター農業研究所 成果情報名(平成17年度) 「水田土壌の牛ふんたい肥施用基準マップ(PDF:1,045KB) |
図2 牛ふんたい肥施用基準マップ(石下 図幅1/2.5万)
たい肥には窒素・リン酸・カリなどの肥料成分が含まれているので、たい肥を施用するときは、肥料施肥量を減らすことができます。たい肥の窒素は数年にかけて利用されるので、連用年数が長いほど肥料施肥量が少なくなります(図3)。
詳しい肥効率設定の解説はこちらをご覧下さい。
さらに、土壌中には地力として蓄えられた窒素があり、リン酸緩衝液抽出窒素(地力窒素)を測定することで適切な基準施肥量が決定できます。
成果情報(平成19年度)<「土壌・施肥診断と生育診断を組み合わせた高品質良食味米生産技術(PDF:182KB)
また、この施肥診断法は、コシヒカリでの活用を前提としています。
施肥診断法につきましては、下記にお問い合わせ下さい。
なお、たい肥中の窒素肥効率は、地温・降水量・連用年数・栽培期間などの気象条件によって変化します。「たい肥ナビ!水稲版」の結果は、参考値としてご活用ください。
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