ストーカー行為の種類と自己防衛対策
茨城県警察では「ストーカー規制法」に基づき、ストーカーの被害から皆さんを守るために相談窓口を設けています。被害に思い悩む前に、気軽に電話してください。このページでは、ストーカーの主な手口や自己防衛対策についてご紹介します。
住居、勤務先、学校等通常いる場所やあなたが実際いる場所の付近において見張る、押し掛ける、又はみだりにうろつくこと。
- あなたを尾行し、つきまとう。
- 通勤途中などあなたの行動先で待ち伏せする。
- あなたの進路に立ちふさがる。
- あなたの自宅や職場、学校等の付近で見張りをし、又はうろついている。
- あなたの自宅や職場、学校等に押し掛ける。
- あなたが立ち寄っていた店舗に押し掛ける。
- あなたの旅行先のホテルの付近で見張りをし、又はうろついている。
自己防衛対策
つきまといは、暴行や強制わいせつ等の重大犯罪にエスカレートするおそれがあります。
- 不安なときは、タクシー等を利用する。
- 防犯ブザーを携帯する。
- 一人で悩まず、警察や信頼できる人に相談する。
- 携帯電話は、いつでも110番できるようにしておく。
- 万一の場合は、警察や近隣の人に助けを求める。
女性の一人暮らしの場合
- ドアや窓には二重鍵とドアスコープを。
- ドアを開けるときは周囲に注意を。
- 不審者がいるときは助けを呼ぶ。
(※)ストーカー対策は、早期解決がポイントです。つきまとわれたときは、速やかに対策をしましょう。
行動を監視していると思わせるような事項を告げることなど。
- その日の服装やどのような行動をしたかなどをあなたに告げ、監視していることを気づかせる。
- 帰宅した直後に「お帰りなさい」等と電話する。
- あなたがよくアクセスするインターネット上の掲示板に、上記の内容等の書き込みを行う。
自己防衛対策
ストーカーは、あなたを監視し、その監視内容をあなたに告げます。
女性の一人暮らしの場合
- すりガラスでもカーテンを付ける。
- カーテンは厚手のものを利用する。
- 在宅中はカーテンをきっちり閉める。
(※)自分が部屋にいることが外から見えないような工夫を。
面会、交際その他義務のないことを行うことを要求すること。
- あなたが拒否しているにもかかわらず、面会や交際、復縁を求める。
- 贈り物を受け取るようにあなたに要求する。
自己防衛対策
ストーカーは、しつこく面会や交際を迫ります。
- はっきりと拒否の姿勢を示す。
- 警察や信頼できる人に相談する。
(※)自分の意志をハッキリ伝えて警察に連絡しましょう。
著しく粗野又は乱暴な言動をすること。
- あなたに、大声で「バカヤロー」等の粗野な言葉をあびせる。
- あなたの家の前で大声を出したり、車のクラクションを鳴らしたりするなど乱暴な行動をする。
自己防衛対策
ストーカーは、交際等の要求を拒まれると、乱暴な言動をとります。
- 危険を感じたときは、防犯ブザーや携帯電話で助けを求める。
- すみやかに警察に相談する。
(※)常に防犯ブザー等を身につけるようにしましょう。
無言電話をかけたり、又は拒まれたにもかかわらず、続けて電話をかけたり、電子メールやSNS等のメッセージ送信することなど。
- 電話をかけてくるが、何も告げず、あなたに不安を感じさせる。
- あなたが拒否しているにもかかわらず、携帯電話や会社、自宅に何度も電話をかけてくる。
- あなたが拒否しているにもかかわらず、何度も
- 電子メール、FAXを送信
- SNS等に書き込みやメッセージを送信
- 手紙を送付
自己防衛対策
ストーカーは、電話、FAX、電子メール、SNS等を使って執拗にいやがらせ行為をします。
- 「警察に訴えます」とはっきり伝える。
- 電話会社に相談する。(様々な対策を教えてくれます)
- ナンバー・ディスプレイ機能付き電話を設置する。
- 電話番号を変更する。
- メールアドレスやアカウントを変更する。
- メールの受信を拒否設定にする。
(※)ストーカーは、あなたの過剰な反応を楽しむ場合が少なくありません。
(※)ストーカーは、電話等をすることにより、あなたと接触を持ちたいのです。
汚物、動物の死体等を送付することなど。
- 汚物や動物の死体等、あなたに不快感や嫌悪感を与えるものを自宅や職場に送り付ける。
- 汚物等をあなたの車に付着させる。
自己防衛対策
ストーカーは、汚物や動物の死体等を送り付け、いやがらせ行為をします。
- すぐに警察に届け出る。
- 届いた時間と内容等をメモする。
- 送り主の不明な届け物などは受け取りを拒否し、開封せずに送り返す。
名誉を害する事項を告げることなど。
- あなたを中傷したり名誉を傷つけるような内容を告げたり文書などを届ける。
- インターネットにあなたを傷つけるようなことを書き込む。
自己防衛対策
ストーカーは、相手を中傷することで精神的に追いつめようとします。
- 状況を記録し、中傷ビラ・インターネット文書等はすべて保存する。
- 警察や信頼できる人に相談する。
性的しゅう恥心を害する事項を告げたり、又は文書等を送付したりすることなど。
- わいせつな写真等を、自宅に送り付けたり、インターネット掲示板に掲載する。
- 電話や手紙で、卑劣な言葉を告げ、はずかしめようとする。
- 望んでもいないのに性的に恥ずかしいと思う気持ちを起こさせて精神の平穏を害する(「わいせつ」まで至らないものも含まれる)。
自己防衛対策
ストーカーは、あらゆる手法であなたをはずかしめようとします。
- 住所、電話番号、メールアドレス等の個人情報の管理は慎重に。
- 送り付けられたものを持って警察に相談する。
- 公共料金の請求書等を捨てる時は、シュレッダー削除する。
- 一人で悩まず、警察や信頼できる人に相談する。
(※)警察をはじめ、信頼できる人に相談しましょう。
相手方の承諾を得ないで、GPS機器等により位置情報を取得することなど。
- あなたのスマートフォンに位置情報アプリケーションを勝手にインスト
ールして、そのスマートフォンの位置情報を取得する。
自己防衛対策
- 携帯電話機にセキュリティロックをかけて、位置情報アプリケーションを勝
手にインストールされないようにする。
相手方の承諾を得ないで、相手の所持する物にGPS機器等を取り付ける、取り付けた物を交付することなど。
- あなたの車両にGPS機器を無断で取り付ける。
- GPS機器をひそかに取り付けた物をあなたに渡す。
自己防衛対策
- GPS機器等不審な物を発見したときは、速やかに警察に相談する。
警察では、ストーカー犯罪被害者の相談窓口を設けています。
被害に思い悩む前に、気軽に電話してください。
- 女性専用相談電話(DV・ストーカー相談):029-301-8107(パートナー)
(※)男性からの相談にも対応します。
(※)可能な限り、ご希望に沿った性別の職員が対応します。
- 県民安心センター総合相談:#9110(または029-301-9110)
- 配偶者暴力相談支援センター:029-221-4166
配偶者暴力相談支援センターとは
配偶者暴力相談支援センターは、殴る蹴るといった暴力のほか、精神的な暴力についての電話や面接による相談、一時保護、各種情報提供を行っています。
そのほか、お近くの警察署でも相談を受け付けています。
茨城県内の警察署
このページの内容についてのお問い合わせ先
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担当課:生活安全部人身安全少年課
連絡先:029-301-0110
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