平成27年度幼児歯科健康診断実施状況調査

本調査は、茨城県内の保育所,認定こども園、幼稚園及び特別支援学校幼稚部に在籍する4歳児・5歳児のむし歯罹患状況を把握し、幼児の歯科保健対策の充実強化を図るため実施しました。

結果の概要

平成27年4月1日時点の茨城県内の保育所,認定こども園,幼稚園及び特別支援学校幼稚部の総施設数は852施設で、このうち歯科健康診断実施状況報告があったのは4歳児で755施設、5歳児で764施設となっています。

以下は、報告があった施設のうち、むし歯のある者の数が歯科健診受診者数より多い場合と対象児童が在籍しない場合を除いた施設(有効回答施設)の報告について取りまとめたものです。

施設・児童の内訳

施設区分については、以下の通りとしました。

• 保育所とは、保育所及び保育所型認定こども園の総数。
• 認定こども園は、幼保連携型認定こども園の総数。
• 幼稚園は、幼稚園型認定こども園及び幼稚園、特別支援学校幼稚部の総数。

むし歯の状況

むし歯有病者率

「むし歯有病者」とは、未処置歯のある者と処置完了した者のことです。

むし歯有病者率の茨城県平均は、4歳児で37.5％、5歳児で46.2％でした。

また、保健所別に比較すると、4歳児では、最もむし歯有病者率が高い常総保健所と最も低いつくば保健所の差は21.5％でした。また5歳児では、最もむし歯有病者率が高い常総保健所と最も低い土浦保健所の差は16.9％でした。

一人平均むし歯数

一人平均むし歯数の茨城県平均値、4歳児で1.5本、5歳児で2.0本でした。

保健所別に比較すると、最も一人平均むし歯数が多い常総保健所と最も少ないつくば保健所の差は、4歳児と5歳児で共に1.2本でした。

市町村別の結果については、平成27年度幼児歯科健康診断実施状況（市町村別)（エクセル：64KB）をご覧下さい。