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更新日:2024年7月18日

がんを予防するために

がん予防において、「これさえ守れば絶対にがんにならない」という方法はありません。様々な条件とのバランスを考えて、がんになる危険性(リスク)をできるだけ低く抑えることが、がんの予防になります。

国立がん研究センターが、日本人の事情を考慮したうえで,現時点において推奨できる科学的根拠に基づき作成したのが、「日本人のためのがん予防法」です。

日本人のためのがん予防法

禁煙のマーク

禁煙

たばこは吸わない。他人のたばこの煙を避ける。

瓶ビールのイラスト

節酒

飲むなら,節度のある飲酒をする。具体的には1日あたりアルコール量に換算して約23ℊ程度まで。

  • 飲酒量の目安:日本酒なら1合,ビールなら大瓶1本,焼酎や泡盛なら3分の2合,ウィスキーやブレンデーならダブル1杯,ワインならボトル3分の1程度

飲まない人や飲めない人は無理に飲まない。

食べ物のイラスト

食事

塩蔵食品や食塩の摂取は最小限にする。

  • 1日あたり男性8ℊ,女性7ℊ未満が望ましい。
  • 特に,高塩分食品(例えば塩辛,練りうに等)は週1回未満に控える。

野菜や果物不足にならない。

  • 1日あたり400ℊ(野菜なら小鉢5皿,果物1皿程度)を目標とする。

飲食物を熱い状態でとらない。

  • 熱い食物が食道を通ることで,炎症しがんを引き起こす可能性がある。

 

ハム・ソーセージ・ベーコンなどの加工肉や牛・豚・羊などの赤肉(鶏肉は含まない)は大腸がんのリスクを上げることが国際的に知られています。国際的な基準では赤肉の摂取は1週間に500ℊを超えないように勧めています。

女性がウォーキングしているイラスト

身体活動

日常生活を活動的に過ごす。定期的な運動の継続。

  • 例えば,歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を1日60分行いましょう。また,息がはずみ汗をかく程度の運動は1週間に60分程度行いましょう。

体重計のイラスト

体形

成人期での体重を適正な範囲に維持する(太り過ぎない,やせ過ぎない)。

  • 具体的には、BMI(体重キログラム/身長メートル2)を中高年期男性では21~26.9、中高年期女性では、21~24.9の範囲内になるよう体重を管理する。

ウイルスのイラスト

感染

肝炎ウイルス感染検査と適切な措置を。

  • 肝炎ウイルスへの感染は自覚できないので、地域の保健所や医療機関で、肝炎ウイルス検査を受ける。

機会があればピロリ菌感染検査を。

このページに関するお問い合わせ

保健医療部疾病対策課がん・循環器病対策推進室

〒310-8555 茨城県水戸市笠原町978番6

電話番号:029-301-3224

FAX番号:029-301-3239

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