わたしたちの県議会 茨城県議会
平成12年第4回定例会


県政全般
愛されるいばらきづくりプロジェクトの推進について
質問長期総合計画の改正に伴い、愛されるいばらきづくりプロジェクトが打ち出されたが、その意義づけなどについて伺いたい。
答弁県政を推進する上で特に重要な政策課題に対して総合的、横断的な取り組みによって、効果的な対応を図ろうとするものであり、県民の理解を深めながら進めていくプロジェクトである。
他県との連携、協調による事業の推進について
質問他県との連携、協調による事業推進についての基本的考え方は。
答弁改定した県計画においても計画推進の基本姿勢として隣接県との連携強化に取り組んでいくこととした。今後は、社会資本整備はもとより、産業、文化など幅広い分野での連携、協調の必要性が増えてくると考えており、状況を見ながら適切な対応をしたい。

生活福祉

少子化社会に対応した子育て環境整備について
質問少子化は大きな問題であり、子どもを生み育てたいと思うような環境づくりや啓発が必要と考えるが。
答弁保育事業の充実を図るとともに放課後児童クラブの設置を積極的に進めていく。また、今年度中に策定する新しい少子化対策の総合的計画であるエンゼルプランをもとに、啓発についてもより一層進めていきたい。

環境関連

霞ヶ浦問題について
質問霞ヶ浦の第三期湖沼水質保全計画が計画達成困難のまま今年度で終了するが、今後の取り組みについて伺いたい。
答弁霞ヶ浦に係る湖沼水質保全計画を平成17年度を目標に新たに策定する準備を進めている。第4期計画では生活排水対策、湖内浄化対策などのほか難分解性CODなど新たな課題の検討を行うなど流域全体の総合的な計画となるようにしたい。

農林水産

農業問題について
質問園芸農家は安価な輸入野菜の増加などから野菜の価格が低迷し、大変厳しい状況にある。野菜産地の強化対策について伺いたい。
答弁土地利用型園芸における労働力の省略化と経営規模の拡大、多品目園芸産地の育成、さらに減農薬等のこだわりのある野菜づくりの推進などの対策を行い、野菜産地の体質強化を図っていく。

土木関連

県北地域の道路整備について
質問県道・北茨城大子線の、里美から大子へ通ずるところの猪鼻峠のトンネル化について、考え方を伺いたい。
答弁肋骨道路と位置づけて、整備を進めてきた。トンネルを含めた本格的な整備については、勾配が急なので、新たな改良が必要となる。また、計画面、施行面、環境面で多くの課題があるので、解決にむけて調査検討を進めたい。

教育関連

学校保健の健康診断について
質問小・中学校の学校健診で耳、鼻・副鼻腔疾患の発見率は、全国の3〜4割と低いが、耳鼻咽喉科専門の学校医の状況と改善への取り組みは。
答弁耳鼻咽喉科医の委嘱・任命の状況は、小学校16.2%、中学校では、20.0%で、健診率も全国と比較し低い。学校保健向上のため学校医など関係団体で構成する学校保健推進懇談会の意見を踏まえて市町村教育委員会に対し助言していきたい。

警察関連

警察改革について
質問警察法の改正など警察改革が進められているが、最も重要なのは警察職員の意識改革であると思う。今後どのように取り組む考えか。
答弁現在、職員に対し幅広い社会常識に関する研修などに努めている。今後は、採用時に福祉施設で介護支援を体験させるなどの新たな制度についても検討していきたい。
県警の情報公開について
質問警察の情報公開は、県民の信頼確保の面で最も重要である。本県の状況及び基本的な考え方を伺いたい。
答弁平成13年中の実施を予定している。情報公開は警察行政の透明性を確保し県民の理解と信頼を深めるのに重要であるので、警察業務に支障が生じないよう配慮しながら制度の円滑な運用を図りたい。

 

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