茨城県議会改革推進会議の検討結果を踏まえ、茨城県議会議員の選挙区と定数の見直しが行われました。
見直しの結果、議員定数は63人から62人になり、1票の最大格差は2.90倍から1.93倍に縮小し、10通りあった選挙区の逆転現象は全て解消しました。
また、選挙区数は36選挙区から32選挙区に、1人区の選挙区数は22選挙区から14選挙区になりました。
見直し後の新しい選挙区と定数による初めての一般選挙は、平成30年12月9日に行われました。
主な改定内容
●総定数の削減
63人 → 62人(△1)
● 選挙区の区域及び定数の変更
新選挙区(定数) | 現行選挙区(定数) | 増減 | |
---|---|---|---|
定数増 | 牛久市(2) | 牛久市(1) | +1 |
つくば市(5) | つくば市(4) | +1 | |
◎龍ケ崎市・利根町(2) | 龍ケ崎市(1) | +1 | |
定数減 | 日立市(4) | 日立市(5) | △1 |
取手市(除利根町)(2) | 取手市(3) | △1 | |
◎潮来市・行方市(1) | 潮来市(1)+行方市(1) | △1 | |
◎鉾田市・茨城町・大洗町(2) | 鉾田市(2)+東茨城郡南部(1) | △1 | |
その他 | ◎高萩市・北茨城市(2) | 高萩市(1)+北茨城市(1) | ±0 |
◎坂東市・五霞町・境町(2) | 坂東市(1)+猿島郡(1) | ±0 |
※ ◎は合区(隣接する市町村を合わせて一つの選挙区にすることをいいます。)
● 選挙区の名称変更
現在、郡市名で表示している選挙区の名称が、選挙区域内の全市町村名を表示した選挙区名に変わりました。
今回の選挙区と定数の見直しによる是正状況
●1票の格差の是正
2.90倍 → 1.93倍 (平成27年国勢調査結果による)
(牛久市と潮来市) (鹿嶋市と常陸太田市・大子町)
● 逆転現象選挙区の解消
10通り → なし (平成27年国勢調査結果による)
※ 逆転現象とは、人口の少ない選挙区の定数が、人口の多い選挙区の定数よりも多くなる状態
のことをいいます。
● 1人区の是正
22選挙区 → 14選挙区
● 定数及び選挙区の検討結果(茨城県議会改革推進会議)
茨城県議会議員選挙区図(現行選挙区及び新選挙区)