令和6年 総務企画委員会 調査結果

 令和6年の総務企画委員会(川口政弥委員長)の重点審査テーマは「デジタル行財政改革の推進」です。
 本委員会では、この審査テーマに対して県が取り組むべき施策について検討するとともに、その他所管事項についての調査等も行ってまいります。
 以下、調査の概要につきまして、ご報告いたします。
 (写真をクリックすると拡大します。)

令和6年11月1日(金曜日)

<高萩市役所>

 高萩市では、AIを活用して利用者からのリクエストに合せてバスの運行経路とダイヤを最適化して運行する呼出型最適経路バス「My Rideのるる」を導入し、2022年10月から本格運行しています。
 日中の利用者が少なく空バス運行が多い、高齢者による自動車事故、高齢者の免許返納による公共交通の役割の重要性の高まりなどの課題と導入までの経緯や従来バスとMy Rideのるるの違い、各種割引制度や補助金などによる利用促進の取組等について市担当者から説明を受け、実際にアプリを用いてバスを呼び出し、乗車体験を行いました。

(説明を受ける委員の様子)
(乗車体験をする委員の様子)
<十石堀(北茨城市)>

 十石堀は、農民自らの発意と計画により、1669年(江戸時代)に建設された約15キロメートルの用水施設で、2019年9月に世界かんがい施設遺産として登録されました。
 常陸国ロングトレイル事業により令和5年度にハイキングコースが整備されました。
 実際に十石堀のハイキングコースを歩いて、現地の状況を視察するとともに、常陸国ロングトレイル事業における登山アプリと連携したデジタルスタンプラリーの取組について説明を受けました。

(説明を受ける委員の様子)
(ハイキングコースを歩く委員の様子)
<オートリゾートinはぎビレッジ(高萩市)>

 オートリゾートinはぎビレッジは茨城県最大のダム湖「小山ダム」を臨む開放感のあるアウトドアリゾートで、車中泊を中心とした初心者にも安心のオートキャンプ場です。車中泊・テント泊に対応できる施設の概要や、イベントを誘致するなど集客を増やす取組等について説明を受けるとともに、施設内を視察しました。

(説明を受ける委員の様子)
(施設を見学する委員の様子)

令和6年8月5日(月曜日)

<五霞町まちづくり戦略課(五霞町)>

 五霞町ではマイナンバーカードを利用した電子図書館サービスを令和5年12月に開始しました。利用開始手続きからすべてのサービス利用が住民だけでなく、在勤・在学の方も完全オンラインの電子図書館は本サービスの他に例がなく、今後のモデルケースとなることが期待されています。
 マイナンバーカードの推進施策について説明を受けるとともに、実際にマイナンバーカードを使って電子図書館サービスを利用する体験を行いました。

(説明を受ける委員の様子)
(電子図書館の体験をする委員の様子)
<境町(境町)>

 境町では常設としては日本初となる、世界大会が開催可能なレベルのスポーツ施設「アーバンスポーツパーク」が令和3年3月に完成。その他、グランピング施設やPFI住宅の開設など、観光・定住両面から新たな施設の導入を推進しています。
 また、自治体としては日本初となる公道での自動運転バスの運行を実施するなど、様々な地域振興策に積極的に取り組んでいます。
 実際に町内各所を周り、スポーツ施設を見学したり自動運転バスの試乗をしたりし、各取組について説明を受けました。

(施設を視察する委員の様子)
(説明を受ける委員の様子)

県外調査(熊本県・福岡県) 令和6年7月10日(水曜日)~12日(金曜日)

<南阿蘇鉄道株式会社(熊本県阿蘇郡高森町)>

 南阿蘇鉄道株式会社は県と沿線2自治体が出資する第3セクター方式の会社です。熊本地震で甚大な被害を受けましたが、2023年7月に全線で運行再開しました。他のローカル線同様、沿線の人口減少にも関わらず、イベント列車やトロッコ観光列車により運賃収入が増えています。
 実際に南阿蘇鉄道に乗車し、沿線を視察するとともに、誘客の取組、現状と課題等について説明を受けました。

(沿線を視察する委員の様子)
(説明を受ける委員の様子)
<熊本県庁(熊本県熊本市)>

 熊本県のくまもとDXコンソーシアムの取組について視察を行いました。
 くまもとDX推進コンソーシアムは令和4年2月に設立されました。セミナーや専用ホームページでの情報共有等を通してデジタル化・DXの機運醸成を図るとともに、公募型実証事業を実施するなど、産学行政が連携して取組を進めています。
 担当者から取組の内容、現状と課題等について映像資料等を交えながら説明を受けました。

(説明を受ける委員の様子)
(説明を受ける委員の様子)
<九州MaaS協議会(福岡県福岡市)>

 九州MaaSではJR九州、西日本鉄道(株)、第一交通産業(株)が連携し、新しい地域ネットワークを構築しています。ルート検索・予約・決済・利用を1つのスマホアプリで提供する「my route」による新たなMaaSの取組を推進し、地域交通のモデルケースとなっています。
 九州MaaS協議会より、取組の内容、現状と課題等について説明を受けました

(説明を受ける委員の様子)
(質問をする委員の様子)
<UR日の里団地(福岡県宗像市)>

 UR日の里団地は宗像市にある九州最大級の大規模団地です。住民の高齢化、建物の老朽化が進む中、官民連携による新たなコミュニティ拠点と緑豊かな居住空間を組み合わせた団地再生を推進しています。
 団地内を見学しながら団地を管理・運営する会社の担当者から、説明を受けました。

(説明を受ける委員の様子)
(団地内を見学する委員の様子)
<海の道むなかた館(福岡県宗像市)>

 宗像・沖ノ島周辺は2017年に世界遺産に登録されました。県と2市・宗像大社で組織される「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群保存活用協議会」を中心に、自然保護をしながら、地域資源の活用や地域振興に積極的に取り組んでいます。
 宗像市の担当者より、世界遺産を守る都市計画施策について説明を受け、世界遺産ガイダンス施設「海の道むなかた館」内を視察しました。

(説明を受ける委員の様子)
(施設を見学する委員の様子)

令和6年5月22日(水曜日)

<先端半導体研究センター(つくば市)>

 先端半導体研究センターは、先端半導体関連の研究開発から社会実装、人材育成までを一貫して推進し、国内に先端半導体技術を確保することを目的とし、2023年10月に設立されました。
 先端半導体研究センターが所属する産業技術総合研究所全体の概要説明を受けるとともに、先端半導体研究センターの成り立ち、現状、研究内容等について説明を受け、施設を視察しました。

(説明を受ける委員の様子)
(説明を受ける委員の様子)
<つくばみらい市役所>

 つくばみらい市は県内唯一の「持続可能性自治体」に位置付けられ、現在、特につくばエクスプレスみらい平駅周辺において人口が増加傾向にあり、また、「圏央道インターパークつくばみらい」の整備により、周辺地域の活性化が期待されています。
 市内を視察するとともに、市の概況及び人口増加の要因、人口増加のサイクルを作る取組等について説明を受けました。

(つくばみらい市内を視察する委員の様子)
(説明を受ける委員の様子)

令和6年4月22日(月曜日)

<閉会中委員会>

 総務部、会計事務局、議会事務局、監査委員事務局、人事委員会事務局及び政策企画部から事務事業概要の説明聴取を行いました。

(委員会の様子①)
(委員会の様子②)

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