令和2年の総務企画委員会(村上典男委員長)の重点審査テーマは,「活力があり県民が日本一幸せな魅力あるいばらきづくり」です。
本委員会では,この審査テーマに対して県が取り組むべき施策について検討するとともに,その他所管事項についての調査等も行ってまいります。
以下,調査の概要につきまして,ご報告いたします。
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【令和2年11月10日(火曜日)】
<日立セメント(株)太平田鉱山跡地(日立市)>
日立セメント(株)太平田鉱山は,セメントの原料である石灰石を工場に搬出するため,1937年に架空索道が約4kmにわたって設置されました。2019年4月をもって石灰石の採掘を停止しました。自然環境・生活環境への影響,事業効率性を総合的に評価し,県の新たな産業廃棄物最終処分場の整備地に選定されました。
鉱山跡地の概要等について,説明を受けるとともに,現地を視察しました。
<日立市かみね動物園(日立市)>
日立市かみね動物園は,日立市かみね公園内にある市営の動物園で,1957年6月に開園しました。
園では,屠体給餌により獣害問題と環境エンリッチメントに取り組む活動を行っています。
施設の概要等について説明を受けるとともに施設の視察を行いました。
【令和2年10月22日(木曜日)】
<境町役場>
境町は,県西地域の猿島郡にある町で,人口は24,089人(推計人口:令和2年11月1日)です。境町では,地域資源を有効に活用した魅力あるまちづくりをするため,人口増加・定住促進策,PFIを活用した事業,自動走行バスの導入など様々な施策を行っています。
施策の概要について説明を受けるとともに,活発な意見交換が行われました。
<ホテルスタンバイリーグさかい(境町)>
2020年4月に完成したホテルスタンバイリーグさかいは,宿泊研修施設と応急仮設住宅の社会的備蓄との性質を有しています。移動式木造住宅のユニットの組合せでできており,災害時には大型トラックに積載されて被災地に行き,避難所や仮設住宅として使用することができます。
施設の概要等について説明を受けるとともに宿泊室などの視察を行いました。
<道の駅さかい(境町)>
道の駅さかいは,グルメや物産だけでなく,情報発信や観光拠点の核となる施設です。敷地内には国産ビール品評会で金賞を受賞した「さかい河岸ブルワリー」や隈研吾氏設計のレストランを整備し,8月8日にオープンした沖縄県国頭村公設市場は,友好交流協定を締結している道の駅がある沖縄県国頭村のアンテナショップのほか,沖縄料理を提供する「レストランくいな境店」を併設しています。
施設の概要について説明を受け,施設を視察しました。
【令和2年7月9日(木曜日)】
<木内酒造(合資)八郷蒸留所(石岡市)>
1823年に創業した木内酒造は,2020年春から石岡市八郷地区においてジャパニーズクラフトウイスキーの蒸留を開始しました。震災によって使われなくなった公民館にリノベーションを施し,ウイスキー工場として活用しています。
施設の概要等について説明を受けるとともに,蒸留設備など工場内部の視察を行いました。
<つくばワイナリー(つくば市)>
(株)カドヤカンパニーは,2013年に筑波山のふもとにブドウ畑を,2019年にブドウ畑に隣接した醸造所を設置しました。1.5haの自社畑においてブドウの樹を育て,本格的なワイン造りのほか,ブドウ栽培体験などのイベントなどにも取り組んでいます。
施設の概要等について説明を受けるとともに,ブドウ畑及び醸造所の視察を行いました。