平成28年 総務企画委員会 調査結果

 平成28年の総務企画委員会(横山忠市委員長)の重点審査テーマは「未来を拓く新たな価値を生み出すイノベーション大県いばらきづくり」です。
 本委員会では,この審査テーマに対して県が取り組むべき施策について検討するとともに,その他所管事項についての調査等も行ってまいります。

 以下,視察の概要につきまして,御報告いたします。
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平成28年11月10日(木曜日)

<茨城空港(小美玉市)>

 航空自衛隊百里基地を民間共用化し,2010年3月に開港した茨城空港は,首都圏3番目の空港として利用促進に取り組み,運航コストを抑えた空港づくりで,2011年に「Low Cost Airport of the year 2011」を受賞しています。
 同空港の概要等について説明を受け,平成28年に供用開始となったエプロン拡張箇所及び航空貨物取扱施設等の現地調査を実施しました。

空港の概要等について説明を受ける委員の様子 空港の概要等について説明を受ける委員の様子

<空のえき「そ・ら・ら」(小美玉市)>

 2014年7月に開業した空のえき「そ・ら・ら」は,小美玉市の豊富な「農」と「食」をテーマに,地域再生を目指した市直営の地域再生拠点施設となっています。
 同施設の概要等について説明を受けるとともに,乳製品加工施設や農産物直売所,地産地消レストラン等の視察を行いました。

施設の概要等について説明を受ける委員の様子 施設の概要等について説明を受ける委員の様子

<なめがたファーマーズヴィレッジ(行方市)>

 なめがたファーマーズヴィレッジは,白ハト食品工業株式会社が2015年10月に開業した大学芋等の加工工場やレストラン,ミュージアム等を備える日本初のさつまいものテーマパークとなっています。
 同施設の概要等について説明を受けるとともに,現地調査及び地域の代表者(なめがた農業協同組合代表理事組合長)を交えた意見交換を実施しました。

施設の概要等について説明を受ける委員の様子 施設の概要等について説明を受ける委員の様子

平成28年10月12日(水曜日)

<茨城県天心記念五浦美術館(北茨城市)>

 デジタル社会のスペシャリストによる「ウルトラテクノロジスト集団」であるチームラボが,岡倉天心の追求した東洋の美に現代の視点から挑み,発表したデジタルアートが展示された茨城県天心記念五浦美術館で,茨城県北芸術祭の現地調査を実施しました。
館内を視察する委員の様子 館内を視察する委員の様子

<高戸海岸(高萩市)>

 旧ソ連出身の世界的アーティストであるイリヤ&エミリア・カバコフ氏による,嵐によって吹き飛ばされた空のかけらが砂浜に突き刺さる大型彫刻などが展示された日本の渚百選の一つ「高戸海岸」で,現地調査を実施しました。
現地を視察する委員の様子 現地を視察する委員の様子

<JR日立駅周辺(日立市)>

 意表をつく手法で人間と環境の関係を問うアーティストであるテア・マキパー氏が広場に展示した植物と動物たちの暮らす大型バスのほか,地下スタジオやJR日立駅舎など,様々な場所で作品が発表されているJR日立駅周辺において,現地調査を実施しました。
現地を視察する委員の様子 現地を視察する委員の様子

<鯨ヶ丘地域(常陸太田市)>

 原高史氏が街や個人の記憶を言葉とイラストで入れ込み,家々の窓に設置したピンクのパネルなどの作品が展示されているレトロな街並みが美しい鯨ヶ丘商店街で,現地調査を実施しました。
現地を視察する委員の様子 現地を視察する委員の様子

県外調査(北海道) 平成28年7月13日(水曜日)~7月15日(金曜日)

<国立研究開発法人 産業技術総合研究所 北海道センター(札幌市豊平区)>

 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 北海道センターは,バイオテクノロジーを活用した物質生産技術に重点を置いた研究を推進し,世界初の完全密閉型遺伝子組換え植物工場を利用した医薬品製造などの研究成果を産業界へ移転するとともに,農林水産業等との連携を進め,新たな産業基盤の構築に貢献しています。
 同センターの概要及び研究について説明を受けた後,施設内の視察を実施しました。

センターを視察する委員の様子 センターを視察する委員の様子

<株式会社Jファーム(苫小牧市)>

 2013年に設立された株式会社Jファームでは,スマートアグリシステムと呼ばれる最先端の高度栽培環境制御システムにより,ハウス内の環境を最適に制御するとともに,さまざまなエネルギー利用の最適化を図り,省エネで環境負荷を軽減した栽培で,ベビーリーフ,トマト等を生産しています。
 最先端技術を駆使した同施設の概要等について説明を受けた後,施設の視察を実施しました。

施設を視察する委員の様子 施設を視察する委員の様子

<株式会社日本製鋼所 室蘭製作所(室蘭市)>

 株式会社日本製鋼所 室蘭製作所は,1907年の創業以来,大型生産設備により,主に国内外の基幹産業向けにエネルギー関連分野の製品等を製造する世界有数の素形材メーカーです。
 世界で唯一,最大670トンの鋼塊を製造することができ,これを世界最大級14,000トンプレスで鍛錬作業を行うことなどにより大型鍛鋼製品をつくりだす同工場の概要及び,日本初の商用水素ステーションで使用される鋼製蓄圧器や風力発電機などの新エネルギー製品の製造等について説明を受けた後,工場の視察を行いました。

工場について説明を受ける委員の様子 工場について説明を受ける委員の様子

<北海道 渡島総合振興局(函館市)>

 北海道新幹線の開業(2016年3月26日)効果を最大限に享受して地域振興等を図るために,北海道渡島総合振興局は,地域の関係者と協力体制を築き,相互の情報共有を図るとともに,さまざまなノウハウ等を有する民間企業等と連携した取り組みを実施しています。
 渡島総合振興局から北海道新幹線開業前後のPR,観光振興,二次交通整備,産業振興の取り組み状況等について説明を受けた後,意見交換を行いました。

取り組み状況等について説明を受ける委員の様子 意見交換を行う委員の様子

平成28年5月26日(木曜日)

<日立オートモティブシステムズ株式会社佐和事業所(ひたちなか市)>

 県がロボットの実用化などに取り組む事業者を支援する「いばらき近未来技術実証推進事業」で,自動車の安全運転支援や自動走行プロジェクトに取り組んだ日立オートモティブシステムズ株式会社の概要等について説明を受け,テストコースでの試乗や,エンジン制御システム,HEVシステム,外界認識走行システムなどの開発・製造を行う佐和事業所の現地調査を実施しました。
概要について説明を受ける委員の様子 概要について説明を受ける委員の様子

<東京ガス株式会社日立LNG基地(日立市)>

 2020年に向けた天然ガスの需要増加に対応した製造・供給インフラの柱の一つとして,東京ガス株式会社が初めて東京湾外に建設し,本年3月に営業運転を開始した日立LNG基地の概要やLNGの特性等について説明を受けた後,最新の設計・建設技術を適用し,地上式タンクとしては世界最大級のLNGタンクを有する日立LNG基地内の調査を実施しました。
概要について説明を受ける委員の様子 概要について説明を受ける委員の様子


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