平成27年の全常任委員会共通の重点テーマ「茨城の潜在力を生かした活力と潤いある地域づくり」に関する農林水産委員会(西野一委員長)の審査テーマは,「県産農林水産物のブランド化の推進等による,活力と潤いある地域づくり」です。 |
平成27年11月9日(月曜日)
<なめがたファーマーズヴィレッジ(行方市)>
なめがたファーマーズヴィレッジは,白ハト食品工業(株)とJAなめがたが協力し,廃校となった小学校と耕作放棄地を利用して整備された体験型農業テーマパークです。施設内には,大学芋や干し芋の製造を見学できる工場や,やきいもについて楽しく学べるミュージアムのほか,農業体験ができるレンタル農園などがあります。
施設の概要や事業展開について説明を受けた後,施設の視察を行いました。
写真は,施設を視察する委員の様子です。
<株式会社 津久勝(神栖市)>
株式会社 津久勝は,茨城県波崎港などで水揚げされたサバ・イワシなどを冷凍貯蔵し,国内加工業社へ加工原料として販売しているほか,アフリカや東南アジア諸国への輸出も行っています。現在,海外からの需要にさらに応えられるよう新たな施設を建設中です。
同社の事業や輸出への取り組みについて説明を受けた後,施設の視察を行いました。
写真は,施設を視察する委員の様子です。
平成27年10月21日(水曜日)
<畑地帯総合整備事業 寺久・三地区(坂東市寺久地内)>
畑地帯総合整備事業は,畑作経営における,担い手農家の経営の安定に資する畑地整備を総合的に実施する事業です。寺久・三地区では,畑地基盤整備にあわせ畑地かんがい施設を導入し,ネギやレタスなどの安定生産を実現しています。
事業の概要等について説明を受けた後,現地視察を行いました。
写真は,現地を視察する委員の様子です。
<有限会社 シャリー(五霞町)>
有限会社 シャリーは,主にお米の生産から販売を手がけ,五霞町の全水稲作付面積の1/5の販売を担っています。首都圏の給食センターや病院などを販売先とし,業務需要に特化した米の販売戦略を実践するとともに,周年雇用体制を確立するための園芸部門の導入や,道の駅での直売,干し芋加工などの6次産業化にも取り組んでいます。
同社の事業や取り組み等について説明を受けた後,精米施設の視察を行いました。
写真は,精米施設を視察する委員の様子です。
平成27年10月7日(水曜日)
<株式会社 TKF(つくば市)>
株式会社 TKFは,主にベビーリーフを大規模に生産販売しています。農産物の生産で経営が成り立つことを第一に考え,作業のライン化や無駄の排除,在庫管理の徹底など経営の合理化を実践するほか,障害者の雇用,耕作放棄地の再生など農業を通じた社会貢献にも取り組んでいます。
同社の事業や取り組み等について説明を受けた後,圃場の視察を行いました。
写真は,圃場を視察する委員の様子です。
<常総ひかり農業協同組合 下妻地区センター(下妻市)>
下妻市は県内有数の梨の産地です。同組合では,梨の産地が抱える課題に向き合い,企業と連携し梨の加工品を開発するなど,「下妻の梨」のブランドとしての知名度アップに取り組むほか,輸出による販路拡大にも取り組んでいます。
「下妻の梨」のブランド戦略や輸出促進等について説明を受けた後,意見交換を行いました。
写真は,説明を受ける委員の様子です。
<有限会社 つくばチョウザメ産業(桜川市)>
有限会社 つくばチョウザメ産業は,チョウザメを新たな地域資源として活用し,新産業の創出に取り組んでいます。筑波山麓で養殖するチョウザメの肉やキャビアをブランド化し,特産品として発信するとともに,農業者の副業を創出することで地域振興を目指しています。
同社の事業や取り組み等について説明を受けた後,養殖施設の視察を行いました。
写真は,養殖施設を視察する委員の様子です。
平成27年9月18日(金曜日)
<鬼怒川破堤箇所対岸(常総市)> ※防災環境商工委員会,土木企業委員会と合同で調査を行いました。
鬼怒川の堤防が決壊した常総市三坂町地先では,国土交通省により堤防の応急復旧工事が進められています(9月24日に応急復旧工事は終了しています)。国土交通省より,今回の降雨と鬼怒川の水位の経過,被災の状況,応急復旧工事の内容と今後の見通し等について説明を受けるとともに,対岸より工事の進捗状況を確認しました。
<水海道カントリーエレベーター(常総市)>
米などの穀物の乾燥,調整,貯蔵を行う施設である常総ひかり農業協同組合の水海道カントリーエレベーターでは,施設内の電気系統が浸水により故障し,機械設備が使用できなくなったほか,低温倉庫内の玄米も浸水により腐敗するなどの被害を受けました。具体的な被災状況について説明を受けるとともに,被災した施設の様子を視察しました。
写真は,被災状況を視察する委員の様子です。
<百間堀排水機場(常総市)>
農業水利施設である江連八間土地改良区の百間堀排水機場では,施設内の電気系統が浸水により故障し,ポンプが使用できなくなるなどの被害を受けました。同土地改良区が管理する施設・用水路等の被災状況について説明を受けるとともに,被災した施設の様子を視察しました。
写真は,被災状況について説明を受ける委員の様子です。
平成27年8月5日(水曜日)
<大洗町漁業協同組合直営店「かあちゃんの店」(大洗町)>
大洗町漁業協同組合直営店「かあちゃんの店」は,大洗港で水揚げされた旬の地魚を多くの方に気楽に楽しんでいただきたいという漁師の奥さんたちの想いから平成22年4月にオープンしました。平成23年の東日本大震災の際は津波による被害を受けましたが,同年6月に再オープンし,年間約12万人が来店する人気店として,地域の活性化に貢献しています。
同組合の取り組み等について説明を受けた後,食堂や加工場等の視察を行いました。
写真は,同店を視察する委員の様子です。
<県営畑地帯総合整備事業 柳河地区(水戸市柳河地内)>
畑地帯総合整備事業は,畑作経営における,担い手農家の経営の安定に資する畑地整備を総合的に実施する事業です。水戸市柳河地区では,平成22年に事業採択を受け,畑地かんがい施設整備や区画整理工事を実施しています。また,当事業の実施に併せ,農地中間管理事業を活用した農地集積についても推進しています。
事業の概要等について説明を受けた後,現地視察を行いました。
写真は,現地を視察する委員の様子です。
<株式会社 旭物産(水戸市)>
株式会社 旭物産は,もやし製造,カット野菜や大根のツマ等を加工販売する県内最大手の野菜工場で,本社機能を備える水戸工場では,主に食べ切りサイズのカット野菜を生産しています。野菜は信頼できる農家と契約栽培し,安全で品質の良い新鮮な作物を仕入れ,常に美味しく新鮮な製品を提供できるよう取り組んでいます。
同社の品質管理の取り組み等について説明を受けた後,加工施設の視察を行いました。
写真は,加工施設を視察する委員の様子です。
県外調査(兵庫県,京都府)平成27年7月15日(水曜日)~16日(木曜日)
<神戸肉流通推進協議会(兵庫県神戸市)>
神戸肉流通推進協議会は,「どれが神戸ビーフ?」「どこで買えるの?」といった消費者の声がきっかけとなって,生産者・食肉流通業界・消費者の協力のもとに設立された協議会です。同協議会における神戸ビーフのブランド戦略や輸出促進に向けた取り組みなどについて説明を受けた後,意見交換を行いました。
<株式会社マイファーム 西宮農園(兵庫県西宮市)>
株式会社マイファームは,全国の使われていない農地,耕作放棄地を再生したいという想いから「自産自消(自分で作って,自分で食べる)」の理念を掲げ,その時代にあった新しい農業モデルの構築に取り組んでいます。同社の事業概要や今後の取り組みなどの説明を受けた後,農園内を視察しました。
<日吉町森林組合(京都府南丹市)>
日吉町森林組合は,地域の山林を適正に管理し,良質な木材を生産することで組合員の利益確保を目指しています。また,新たな時代の森林管理方法などを提案し,研修・視察の受入れや講師の派遣を行うことで,全国各地の森林育成や人材育成に貢献しています。
同組合の概要や事業内容などの説明を受けた後,間伐後の現地を視察しました。
平成27年5月14日(木曜日)
<有限会社加藤牧場(日立市)>
有限会社加藤牧場は,年間約650頭の黒毛和牛を出荷する県内でも有数の牧場で,自給飼料による良質な肉牛を生産しています。また,糞尿を堆肥化する施設をいち早く導入するなど,クリーンな畜産経営の実現にも取り組んでいます。今回,肉牛の生産現場のほか,堆肥の処理施設についても視察を行いました。
<木質バイオマス発電施設(常陸太田市宮の郷工業団地内)>
宮の郷工業団地内の木質バイオマス発電施設は,日立造船(株)による木質バイオマス発電所と宮の郷バイオマス有限責任事業組合による木質チップ製造工場からなる発電施設です。同施設は,年間約6万トンの未利用材を燃料とし,発電規模5,750kw(一般家庭約12,000世帯分)で,平成27年11月から稼動する予定です。発電施設の概要等について説明を受けた後,バイオマス発電所およびチップ製造工場の視察を行いました。
<ベルグアース株式会社 茨城農場(常陸大宮市)>
ベルグアース株式会社は,最先端の育苗技術を取り入れ,高品質な野菜苗の生産に取り組んでいます。同社が生産する約4,000万本の苗のうち,約500万本を当農場で生産しています。。日本一の生産量を誇る接ぎ木苗の生産体制等について説明を受けた後,育苗施設の視察を行いました。