令和6年 防災環境産業委員会 調査結果

 令和6年の防災環境産業委員会(飯田智男委員長)の重点審査テーマは「本県の産業を支える人材の育成・確保」です。
 本委員会では、この審査テーマに対して県が取り組むべき施策について検討するとともに、その他所管事項についての調査等も行ってまいります。
 以下、調査の概要につきまして、ご報告いたします。
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令和6年11月8日(金曜日)

<関彰商事株式会社(つくば市)>

 関彰商事株式会社は、外国人材の採用に力を入れており、ベトナム・インドで現地の大学と連携したジョブフェアを開催しています。外国人材に対して、採用が決定してから日本への渡航費用や生活費を負担することや、日本語学習を支援するなどサポートを行っています。
 ベトナム・インドでのジョブフェアの開催状況や、採用した社員の就労状況について説明を受けたほか、外国籍社員の方との意見交換を行いました。

(説明を受ける委員の様子)
(外国籍社員の方との意見交換の様子)
<新利根川におけるナガエツルノゲイトウ繁茂状況(河内町・稲敷市)>

 ナガエツルノゲイトウは、生態系や農業への悪影響の恐れがあることから、防除を必要とする特定外来生物に指定されています。
 国内では、滋賀県や千葉県をはじめとする25都府県にて浸入が確認されており、各地で駆除の取組が進められておりますが、根絶に成功した例は確認されておりません。
 新利根川周辺においては、4市町の各地で大きな群落が形成されています。
 新利根川上流の河内町、下流の稲敷市にて繁茂状況を視察し、稲敷市役所にて県・市・町の対応状況などの説明を受けました。

(繁茂状況を視察する委員の様子)
(市役所にて説明を受ける委員の様子)

令和6年8月23日(金曜日)

<日本製鉄株式会社波崎研究開発センター(神栖市)>

 日本製鉄株式会社波崎研究開発センターは、小型試験電気炉、小型試験還元炉等における経済産業省「グリーンイノベーション基金」を活用した還元鉄製造技術開発等に取組んでいます。会社概要・事業概要に加え、OJTを基本とした人材育成基本方針やデジタル改革推進等も踏まえた日本製鉄㈱における人材育成・確保に向けた取組について説明を受け、施設を視察しました。

(説明を受ける委員の様子)
(視察用の装備を装着する委員の様子)
<新日本電工株式会社(鹿嶋市)>

 新日本電工株式会社は、天然砕石資源が不足する鹿行地域において、焼却灰を無害化したエコラロックなどの資源化技術の活用や循環型社会の実現に向け取り組んでいます。
 焼却灰の溶融により生成するエコラロックは、重金属類を含む有害物質の含有量・溶出量が基準値以下であり、環境に対して安全な土木資材として道路用資材などに活用されています。
 焼却灰資源化事業をはじめとする事業の取組状況についてお話いただき、焼却炉などの施設を視察しました。

(説明を受ける委員の様子)
(視察用の装備を装着する委員の様子)

県外調査(大阪府・兵庫県・岡山県・香川県) 令和6年7月10日(水曜日)~12日(金曜日)

<積水化学工業株式会社 高機能プラスチックスカンパニー開発研究所(大阪府三島郡島本町)>

 積水化学工業株式会社 高機能プラスチックスカンパニー開発研究所では、オープンイノベーションのための交流拠点として、水無瀬イノベーションセンターを2020年にオープンしました。
 積水化学の会社概要や事業および水無瀬イノベーションセンターについて説明を受け、施設内に展示されている、軽くて柔軟な特徴を持つペロブスカイト太陽電池などの最先端の開発製品を見学しました。

(説明を受ける委員の様子)
(館内を視察する委員の様子)
<人と防災未来センター(兵庫県神戸市)>

 人と防災未来センターは、阪神・淡路大震災の経験と教訓、防災・減災・縮災の大切さを発信し、実践的な防災研究や防災人材育成を推進しています。
 震災の恐ろしさが感じられる再現ビデオの放映や、台風などの自然現象のメカニズムが学べる体験型の展示により、学生等でも分かりやすく、効果的な防災学習が行われています。
 センターの概要について説明を受け、施設内を視察しました。

(説明を受ける委員の様子)
(施設を視察する委員の様子)
<兵庫県広域防災センター(兵庫県三木市)>

 兵庫県広域防災センターは、平常時には防災人材の育成拠点及びスポーツ・レクリエーションの拠点として機能し、災害時には県全体の広域防災拠点としての役割を担っています。
 兵庫県では、阪神・淡路大震災を教訓に、広域防災拠点を県内6か所に整備しており、兵庫県広域防災センターはその中核として、全域をカバーする総合的な機能と、東播磨地域、神戸地域及び阪神北地域の広域防災拠点の両方の機能を併せ持っています。
 センターの概要について説明を受け、陸上競技場内にある備蓄施設を視察しました。

(説明を受ける委員の様子)
(施設を視察する委員の様子)
<岡山県議会(岡山県岡山市)>

 岡山県産業労働部観光課及び土木部道路整備課より、岡山県におけるサイクリング振興の取組について説明を受けました。
 岡山県内のサイクリングの魅力を発信するプロジェクトである「ハレいろ・サイクリングOKAYAMA」について、ホームページなどでサイクルルートを難易度とともに紹介するほか、休憩スペース提供など、サイクリスト向けのおもてなしに協力するルート沿線の店舗を「ハレいろサイクルカフェ」として紹介しています。

(説明を受ける委員の様子)
(議場を視察する委員の様子)
<高松丸亀町商店街(香川県高松市)>

 高松丸亀商店街は、地権者の土地利用権を商店街振興組合がすべて取得し、全長470mの商店街をA~Gの7つの「街区」にゾーニングし、1つのショッピングモールのように街区ごとの特徴を持たせることによって賑わいを創世しています。
 商店街再生の手法について説明を受け、商店街を視察しました。

(説明を受ける委員の様子)
(商店街を視察する委員の様子)

令和6年5月17日(金曜日)

<岩井モール商店街連合会(坂東市)>

 岩井モール商店街は、平成10年ごろに行政と一体となった商店街近代化事業を実施し、モニュメントの設置や電線の地中化などで近代的な商店街として注目を浴びました。現在は、季節ごとのイベント開催(ばんどう応援市、ひな飾りイベントなど)や市イベントとのコラボレーション(岩井の夏祭り、将門まつり)で魅力向上に努めています。
 商店街と行政が連携した取組や今後の課題について説明を受け、商店街を視察しました。

(説明を受ける委員の様子)
(商店街を視察する委員の様子)
<ポリテクセンター茨城(常総市)>

 ポリテクセンター茨城は、地域の事業主や労働者のニーズに対応できる柔軟性と多様性を持った総合的な職業能力開発施設となることを目指して平成15年に運営開始されました。
 機械、電気・電子分野など、生産現場の実態に即したものづくり分野において、実習を中心とした職業訓練を実施しています。
 在職者・離職者向け支援の取組状況についてお話いただき、施設内にて実際の訓練の様子などを視察しました。

(説明を受ける委員の様子)
(施設を視察する委員の様子)

令和6年4月26日(金曜日)

<閉会中委員会>

 県民生活環境部、防災・危機管理部、産業戦略部及び労働委員会事務局から事務事業概要の説明聴取を行いました。

(委員会の様子①)
(委員会の様子②)

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