令和5年 防災環境産業委員会 調査結果

 令和5年の防災環境産業委員会(髙橋勝則委員長)の重点審査テーマは「災害に強い安心・安全な地域づくり」です。
 本委員会では、この審査テーマに対して県が取り組むべき施策について検討するとともに、その他所管事項についての調査等も行ってまいります。
 以下、調査の概要につきまして、ご報告いたします。
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令和5年11月10日(金曜日)

<株式会社染めQテクノロジィ(五霞町)>

 株式会社染めQテクノロジィは、住宅・施設・インフラ設備を延命する技術開発を行い、廃棄物削減等の地球環境に配慮した製品・ソリューションを生み出している会社です。
 錆の発生を抑制しつつ構造物の強度を上げ、延命を図る塗料や、木材を水分や紫外線による劣化から防ぐ塗料など、新素材の開発・販売・施工を行っています。
 事業内容や活用事例について説明を受け、施設を視察しました。

(施設を視察する委員の様子)
(説明を受ける委員の様子)

<国土交通省関東地方整備局利根川上流河川事務所(埼玉県久喜市)>

 同所では、河川の流域のあらゆる関係者が協働して流域全体で行う治水対策「流域治水プロジェクト」を推進しており、利根川上流域での防災対策や境町利根川左岸において河川防災ステーションの整備を行っています。
 防災対策等の内容について説明を受けた後、古河市中田の利根川左岸で行っている築堤工事の現地を視察しました。

(説明を受ける委員の様子)
(現地を視察する委員の様子)

県外調査(福島県・宮城県) 令和5年7月19日(水曜日)~21日(金曜日)

<葛尾村スマートコミュニティ(福島県双葉郡葛尾村)>

 葛尾村は電気の地産地消を目指し、自治体電力の「葛尾創生電力」を設立し、地域資源を活用したエネルギーの創出、災害時のエネルギー確保など防災力の強化、地域の雇用創出等の実現を目的としたスマートコミュニティ構築を目指しています。
 設立の経緯、目的について説明を受けたのち、てスマートコミュニティの設備である、太陽光発電所や自営線、蓄電池などを見学し、意見交換を行いました。

(説明を受ける委員の様子)
(説明を受ける委員の様子)

<宮城県議会(宮城県仙台市)>

 宮城県議会では、平成23年3月11日発生の東日本大震災での宮城県の被害状況と今までの復旧・復興状況や、震災対策に対する今後のあり方や取組の状況について、県の担当課からの説明をいただきました。
 県内各地での震災直後と現在の様子の比較や、創造的な復興「復旧にとどまらない抜本的な再構築」という宮城県の取り組みについて説明や、質疑応答を行いました。

(説明を受ける委員の様子)
(説明を受ける委員の様子)

<女川原子力発電所(宮城県牡鹿郡女川町)>

 女川原子力発電所では、東日本大震災後から再稼働に向けての様々な取り組み(安全対国への許認可の審査や、安全対策工事、自治体及び地元住民の理解を得るための活動)について説明を受けました。
 また、原子力発電所の見学や、VRを活用したバーチャル発電所見学をし、質疑応答を行いました。

(説明を受ける委員の様子)
(説明を受ける委員の様子)

<みやぎ東日本大震災津波伝承館(宮城県石巻市)>

 みやぎ東日本大震災津波伝承館では、東日本大震災の記憶と教訓を永く後世に伝え継ぐことを目的として建てられました。
 敷地内の公園で献花をさせていただき、震災前後の様子について、映像や資料で説明をいただきました。

(委員の献花の様子)
(説明を受ける委員の様子)

<石巻市震災遺構 門脇小学校(宮城県石巻市)>

 石巻市震災遺構門脇小学校は、津波火災による被災状況を残す全国で唯一の震災遺構として、校内の一部をその当時のままの状態で残しています。
 当時の津波の様子や、火災が発生した経緯、避難行動について案内を受けながら、校内の見学を行いました。

(説明を受ける委員の様子)
(説明を受ける委員の様子)

<KIBOTCHA(宮城県東松島市)>

 KIBOTCHAは、東日本大震災で津波被害にあった旧野蒜小学校を改修した防災体験型宿泊施設です。
 宿泊や体験を通した防災教育の発信や、東松島市の復興について説明や、施設内の案内をしていただき、意見交換を行いました。

(説明を受ける委員の様子)
(説明を受ける委員の様子)

令和5年6月30日(金曜日)

<筑波大学 つくば3Eフォーラム(つくば市)>

 筑波大学システム情報系の石田正義教授が中心となり、つくば市を省エネルギー・低炭素の科学都市として構築する研究に取り組むことを目的につくば3Eフォーラムを結成されました。
 フォーラムの目標である「2030年までにつくば市の二酸化炭素排出量50%削減の実現、筑波研究学園都市の教育研究機関が有する技術と知識を結集して低炭素社会システムの構築等」に向けて、本フォーラムの取り組みについて説明をいただきました。

(説明を受ける委員の様子)
(説明を受ける委員の様子)

<国立研究開発法人 防災科学技術研究所(つくば市)>

 防災科学技術研究所は、あらゆる自然災害に対する予測力、予防力、対応力、回復力の総合的な向上を図る研究開発の拠点です。
 災害発生時の、被害の大きさおよび復旧にかかる時間を最小限に抑えるための、さまざまな情報収集や技術開発に取り組んでいます。
 同法人の事業について説明を受けた後、地震や津波発生時の観測システムの見学や、大雨降雨実験施設での体験をしました。

(説明を受ける委員の様子)
(説明を受ける委員の様子)

令和5年5月19日(金曜日)

<いばらき消防指令センター(水戸市)>

 いばらき消防指令センターは、消防救急無線のデジタル化に合わせて、県内21消防本部(34市町)によるデジタル無線の共同整備、県内20消防本部(33市町)による消防指令業務の共同運用を行っています。
 消防の最も初動となる指令を担当し、通報受付から現地への到着時間の短縮や、ドクターカー、ドクターヘリの円滑な運用をし、救命率の向上が図られています。
 センターの概要等について説明を受けた後、Live119(119番映像通報システム)の実演を含めた実際の運用を視察し、質疑を行いました。

(説明を受ける委員の様子)
(施設を視察する委員の様子)

<SAKURAGAWA URIBOUCYCLE STATION(桜川市)>

 SAKURAGAWA URIBOUCYCLE STATIONは、令和4年度茨城県サイクルステーション整備支援事業補助事業者に選定され、既存の宿泊施設にサイクリスト向けの宿泊棟を増設し、サイクリストにやさしい宿「見晴らしの丘 真壁うり坊」として整備されました。
 執行部からは事業者へ期待すること、事業者からは地域の特徴を生かした施設の概要や、目指すべき将来像について説明を受けた後、施設を視察しました。

(説明を受ける委員の様子)
(施設を視察する委員の様子)

令和5年2月14日(火曜日)

<閉会中委員会>

 県民生活環境部、防災・危機管理部、産業戦略部及び労働委員会事務局から事務事業概要の説明聴取を行いました。

(委員会の様子①)
(委員会の様子②)

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