令和3年の防災環境産業委員会(星田弘司委員長)の重点審査テーマは「コロナ禍における中小企業への支援とポストコロナを見据えた取り組み」です。
本委員会では、この審査テーマに対して県が取り組むべき施策について検討するとともに、その他所管事項についての調査等も行ってまいります。
以下、調査の概要につきまして,ご報告いたします。
(写真をクリックすると拡大します。)
【令和3年11月5日(金曜日)】
<株式会社野上技研茨城工場(常陸大宮市)>
株式会社野上技研は、超精密研削加工技術を活かし、超精密治具、金型、精密プレス加工部品、高精度刃物などの製品を製作する会社です。また、近年は、それらの製作技術を活用し、ソリューションサービス(顧客の問題解決を目的とした製品開発・活用方法の提案等)を行っています。
ソリューションサービスの事例等について説明を受けた後、質疑を行い、社内を視察しました。
<株式会社ダイイチ・ファブ・テック(水戸市)>
株式会社ダイイチ・ファブ・テックは、精密板金加工技術を有する企業です。省力化投資に力をいれており、人材不足を背景に、ロボットの導入やシステムの自社開発を進め、工程の自動化に取り組んでいます。また、働き方改革モデル企業として、平成30年度から3年間コンサルティングを実施し、生産性向上や残業時間の縮減などに取り組んでいます。
働き方改革の取組状況等について、説明を受けた後、質疑を行い、社内を視察しました。
<茨城県職業能力開発協会(水戸市)>
茨城県職業能力開発協会は、生涯を通じた職業能力の開発や各種能力開発試験の実施、時代の変化や社会のニーズを踏まえた、キャリア形成や人材育成支援、技能振興を通じて、働く人々の職業生活の充実に取り組んでいます。
能力開発試験の実施状況等について説明を受けた後、質疑を行い、技能検定の様子を視察しました。
【令和3年7月16日(金曜日)】
<株式会社ワープスペース・つくば市スタートアップ推進室(つくば市)>
株式会社ワープスペースは、人工衛星向け通信サービスや小型衛星向けモジュール開発を行う、筑波大学発のスタートアップ(新たなビジネスモデルを開拓し急成長を目指す会社)です。小型光中継衛星の開発の概要等について説明を受けた後、質疑を行い、社内等を視察しました。
また、併せて、つくば市の取り組む、スタートアップ戦略について、説明を受けました。
<株式会社東京電機(つくば市)>
株式会社東京電機は、非常用・防災用の自家発電装置の設計・製造からメンテナンスまでを行う会社です。茨城県の実施する、令和元年度次世代技術活用ビジネスイノベーション創出事業を活用し、悪路走行性の高い「IoTを活用した遠隔操作が可能なゴムクローラー付き移動電源車」を株式会社諸岡(龍ヶ崎市)と共同開発しました。
企業や開発の概要等について説明を受けた後、質疑を行い、社内を視察しました。
【令和3年5月19日(水曜日)】
<不適正残土対策等について(阿見町)>
県及び市町村の条例で規制されている土砂等の無許可埋め立てについて、概要の説明を受けた後、無許可埋め立ての現場を視察し、今後の対応等について質疑を行いました。