平成29年 防災環境商工委員会 調査結果

 平成29年の防災環境商工委員会(鈴木定幸委員長)の重点審査テーマは,生活環境部関係は「野生鳥獣の保護管理の推進」,商工労働観光部関係は「魅力ある観光産業の振興」です。
 本委員会では,この審査テーマに対して県が取り組むべき施策について検討するとともに,その他所管事項についての調査等も行ってまいります。

 以下,調査の概要につきまして,御報告いたします。
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平成29年9月12日(火曜日)

<一般社団法人茨城県猟友会(笠間市)>

 一般社団法人茨城県猟友会は,野生鳥獣保護,有害鳥獣捕獲,狩猟適正化を事業の基本施策としている団体であり,狩猟者が必要なことを学べる茨城県狩猟者研修センターの管理運営を行っています。
 団体の概要や取り組みについて説明を受けるとともに,茨城県狩猟者研修センターの視察及び猟師として活動されている方を交えた意見交換を実施しました。

説明を受ける委員の様子 茨城県狩猟者研修センターを視察する委員の様子

<須藤本家株式会社(笠間市)>

 日本で初めて生酒,冷やおろしを販売した須藤本家株式会社は,アメリカなど海外20ヶ国弱に日本酒を輸出するなど,国内外から高い評価を得ており,平成28年に開催された伊勢志摩サミットでは当蔵の日本酒が使用されました。
 会社の概要や取り組みについて説明を受けるとともに,施設等を視察しました。

説明を受ける委員の様子 視察する委員の様子

平成29年7月31日(月曜日)

<水海道風土博物館坂野家住宅(常総市)>

 国の重要文化財に指定されている坂野家住宅は,従来武家屋敷に設けられた薬医門と土塀に囲まれ,水海道風土博物館として,一般公開されております。
 常総市のフィルム・コミッションの取り組み,坂野家住宅の歴史やロケ地としての利用実績などについて説明を受けた後,坂野家住宅の様子やロケの展示を視察しました。

説明を受ける委員の様子 住宅内を視察する委員の様子

<県央総合防災センター・茨城県トラック総合会館(防災・研修センター)(水戸市)>

 県央総合防災センターは,防災施設・避難所などとしても機能する施設である茨城県トラック総合会館(防災・研修センター)の敷地内に,県の新たな物資保管・集積拠点として,平成29年6月に供用開始しました。
 茨城県トラック総合会館(防災・研修センター)や県央総合防災センターの施設の概要などについて説明を受けた後,県央総合防災センターの施設やフォークリフトを使った荷役作業の様子を視察しました。

質疑を行う委員の様子 県央総合防災センターを視察する委員の様子

県外調査(徳島県,兵庫県) 平成29年7月12日(水曜日)~7月14日(金曜日)

<(株)いろどり(徳島県勝浦郡上勝町)>

 上勝町では,葉っぱを中心とした新しい地域資源を軸とする農業ビジネス(葉っぱビジネス)が展開されています。
 (株)いろどりは,市況のマーケティング分析をし,葉っぱを生産,出荷する農家へ出荷目標等の情報提供を行っています。
 事業立ち上げの経緯や農家がパソコンやタブレットを活用して全国へ出荷する特色ある取り組みなどについて説明を受けた後,生産現場(彩農家)や出荷現場(農協)を視察しました。

出荷現場を視察する委員の様子

<徳島県消費者くらし政策課・農山漁村振興課・環境首都課>

 徳島県では,野生鳥獣の保護管理のため,若手ハンター等養成講座やペーパーハンターの技術向上に関する取り組みなどの施策を実施しています。
 徳島県における野生鳥獣の現状と課題,捕獲の担い手の育成,鳥獣被害防止対策や特定外来生物対策の取り組みなどについて説明を受けました。

説明を受ける委員の様子

<徳島県西部総合県民局企画振興部(徳島県三好市)>

 徳島県では,県西部の2市2町(美馬市,三好市,つるぎ町及び東みよし町)を区域とする観光圏において,観光地域づくりを推進するとともに,「千年のかくれんぼ」など,独自のブランド戦略を進めています。
 にし阿波の観光地域づくりの現状と今後の取り組みなどについて説明を受けた後,東みよし町内の田舎暮らし体験宿泊施設として,民宿うり坊を視察しました。

質疑を行う委員の様子

<神戸市観光企画課>

 神戸市は,ビッグデータを利用した観光マーケティングを実施し,観光施策に活用する取り組みを行いました。
 ビッグデータの分析手法やビッグデータを活用した潜在観光客誘致の取り組みなどについて説明を受けました。

津波避難タワーを視察する委員の様子

<兵庫県森林動物研究センター(兵庫県丹波市)>

兵庫県森林動物研究センターは,人と野生動物との調和のとれた共存に向けて,科学的な根拠に基づく野生動物の管理に取り組んでいます。
 センターの機能,兵庫県の野生動物の現状や科学的で計画的な野生動物の保全と管理の取り組みなどについて説明を受けた後,センターの展示やワナなどを視察しました。

センターでワナを視察する委員の様子

平成29年5月19日(金曜日)

<㈱日昌製作所十王工場(日立市)>

 地域に根差し,独自の先進技術で自動車用電装部品等を製造している(株)日昌製作所は,平成26年度に,経済産業省「がんばる中小企業・小規模事業者300社」に選ばれ,ベトナムにも生産拠点を構築しています。
 会社の概要や取り組みについて説明を受けた後,工場の様子を視察しました。

説明を受ける委員の様子

<北茨城市津波避難タワー(北茨城市)>

 北茨城市大津地区の津波避難タワーは,想定される最大の津波にも耐えられるように設計されており,周辺の観光施設利用者や従業員,釣り人等が,一時的に緊急避難する施設として,平成26年に県内で初めて整備されました。
 津波避難タワーの概要などについて説明を受けた後,現地調査を実施しました。

津波避難タワーを視察する委員の様子 装置を視察する委員の様子

<㈱日立製作所水戸事業所(ひたちなか市)>

 ㈱日立製作所水戸事業所は,都市空間での移動をサポートする昇降機事業を基盤とし,エレベーター研究塔であるG1(じーわん)タワーにおいては,世界最高レベルの超高速・大容量エレベーター等の実証実験が可能です。
 会社の概要や取り組みについて説明を受けた後,G1タワーや工場を視察しました。

説明を受ける委員の様子


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