令和5年 保健福祉医療委員会 調査結果

 令和5年の保健福祉医療委員会(磯崎達也委員長)の重点審査テーマは「健康長寿日本一の実現に向けて」です。
 本委員会では、この審査テーマに対して県が取り組むべき施策について検討するとともに、その他所管事項についての調査等も行ってまいります。
 以下、調査の概要につきまして、ご報告いたします。
 (写真をクリックすると拡大します。)

令和5年11月9日(木曜日)

<医療法人博仁会フロイデひたちなかメディカルプラザ(ひたちなか市))>

 フロイデひたちなかメディカルプラザは、「健院(元気なうちから通える病院)」をコンセプトに、2023年4月にオープンしました。医療・介護サービス等を中心に幅広く取り組み、2025年4月には、保育所等も開設予定です。
 ポスト2025年に向けた医療提供体制改革の必要性及びフロイデひたちなかメディカルプラザを中心にフロイデケアタウンひたちなかについて説明を受け、施設内を視察しました。

(説明を受ける委員の様子)
(施設を視察する委員の様子)
<医療法人誠潤会水戸病院(水戸市)>

 医療法人誠潤会水戸病院は、「歩み入る者に安らぎを、去りゆくものに幸せを」を病院理念に、心臓血管疾患を主体に、地域の急性期医療の拠点として、近隣の診療所、病院、大学病院等とも密接な連携をとり、可能な限り高品質な医療提供に取り組んでいます。
 健康長寿を踏まえた地域医療における取組や課題、行政への期待についてお話いただき、病院内を視察しました。

(説明を受ける委員の様子)
(院内を視察する委員の様子)

県外調査(兵庫県・岡山県) 令和5年7月19日(水曜日)~21日(金曜日)

<兵庫県動物愛護センター三木支所(兵庫県三木市)>

 兵庫県動物愛護センター三木支所では、犬猫の引き取り、動物の飼い方に関する相談、狂犬病予防対策などの「動物管理業務」、動物とのふれあい、犬猫の譲渡、動物に関する情報収集、調査研究、情報提供などの「動物愛護業務」を行っています。
 適正飼養の普及啓発と譲渡の推進に向けた取り組みについて説明を受けるとともに、2022年5月にオープンした「啓発棟」の猫の屋内飼養モデルルーム及び譲渡猫のマッチングや猫の飼い方相談、セミナー等を行う啓発スペースを視察しました。

(説明を受ける委員の様子)
(施設を視察する委員の様子)
<西日本こども研修センターあかし(兵庫県明石市)>

 西日本こども研修センターあかしは、全国の自治体、児童相談所、児童福祉施設等をはじめとする子ども虐待対応機関や施設の職員を対象に子ども虐待対応に関する高度専門的な研修を行う、国の虐待、思春期問題情報研修センター事業を実施する研修機関です。
 児童虐待防止の現状と課題、児童虐待相談対応件数増加への対応、改正児童福祉法等が求める業務の質への対応などの説明を受け、研修室や図書室など、施設内を視察しました。

(説明を受ける委員の様子)
(施設を視察する委員の様子)
<兵庫県立リハビリテーション西播磨病院(兵庫県たつの市)>

 兵庫県立リハビリテーション西播磨病院は、運営理念を「地域とともに歩み成長するリハビリテーション専門病院をめざす」と掲げ、「先進的で個別的なリハビリテーションサービスの提供」「早期に家庭へ復帰し、地域でその人らしい生活できるよう目指す」「情報を共有し、安心・安全で患者と家族本位のチーム医療を提供」などの基本方針に則り病院運営をされております。
 また、兵庫県認知症施策の推進の一つとしてMCI(軽度認知障害)支援体制構築モデル事業を実施し、通院歴があり、MCIと診断された患者とその家族を対象にMCIについて学ぶセミナー等を実施しています。説明を受けた後、病棟や作業療法室・理学療法室、福祉用具の展示スペース等を視察しました。

(説明を受ける委員の様子)
(院内を視察する委員の様子)
<NPO法人岡山自立支援センター(ももっ子おかやま)(岡山県岡山市)>

 NPO法人岡山自立支援センターは、障がいのある方の経済的・社会的自立の支援、職業能力の開発に力を入れており、就業態度の向上や作業効率改善に取り組みながら、能力や適正に合った作業を提供しています。
 業務提携をしている(有)岡山県農商のブランドである「桃太郎ネギ」と「きびトマト」の生産から出荷までを一貫して行っており、従事者の7割の方が障がいのある方で運営されております。
 法人の概要や設立までの経緯、現在の運営状況について説明を受けるとともに、「桃太郎ネギ」の出荷作業を視察しました。

(説明を受ける委員の様子)
(出荷作業を視察する委員の様子)
<兵庫県宝塚市役所(地域福祉課)(兵庫県宝塚市)>

 宝塚市では、「エイジフレンドリー宝塚」という施策の一環として、健康・生きがい就労の取組を実施しています。この取組は「アジア健康長寿イノベーション2022」自立支援部門準大賞、「第9回健康寿命をのばそう!アワード」厚労省老健局長優良賞を受賞しました。
 エイジフレンドリー宝塚行動指針について市担当者から説明を受けるとともに、取組の一つである「健康・生きがい就労トライアル(元気なシニア世代の方が自分の空き時間などを活用して特技等を活かし、生きがいを持って社会参加できる仕組み)」を発案した市民の方から取組内容について説明を受け、最後に宝塚市議会の議場を視察しました。

(説明を受ける委員の様子)
(議場を視察する委員の様子)
<公益財団法人 神戸医療産業都市推進機構(兵庫県神戸市)>

 公益財団法人神戸医療産業都市推進機構は、神戸医療産業都市の中核的支援機関として、産学官医の連携・融合を促進することにより、革新的な医療技術を創出し、神戸経済の活性化や市民福祉の向上、さらには国際社会へ貢献することを目指し取り組んでおられます。
 神戸医療産業都市の概要や、主なプレイヤー(研究機関等)、主要プロジェクトと成果について説明を受けるとともに、神戸医療産業都市を見渡せる展望スペースを視察しました。 

(説明を受ける委員の様子)
(展望スペースを視察する委員の様子)

令和5年7月6日(木曜日)

<北茨城地域自立支援センター(北茨城市)>

 北茨城市地域自立支援センターは、北茨城市から委託を受けた茨城県理学療法士会により設置されました。専門職からの相談対応や地域リハビリ活動支援、へき地での介護予防教室開催等を行い、住み慣れたところで誰もが安心して暮らし続けられるように生活をサポートしています。
 具体的なセンターの活動状況について説明を受けるとともに、施設内を見学しました。

(説明を受ける委員の様子)
(施設を見学する委員の様子)
<常陸太田市高齢福祉課(常陸太田市老人クラブ連合会)(常陸太田市)>

 常陸太田市高齢福祉課では、国・県による補助金を活用し、市内老人クラブ会員対象のグラウンドゴルフ大会(市町村老人クラブ連合会が行う健康づくり事業)を実施し、老人クラブ会員の親睦を深め、高齢者の生きがいづくり、健康づくりに努めています。
 老人クラブ連合会のグラウンドゴルフの活動状況等の説明を受けるとともに、調査当日グラウンドゴルフ大会に参加した会長のお話を聞きました。

(説明を受ける委員の様子)
(会長のお話を聞く委員の様子)
<常陸太田市健康づくり推進課(常陸太田市)>

 常陸太田市健康づくり推進課では、フレイル予防のための部署(フレイル対策室)を設置し、オリジナルの「長生き上手音頭」を作り、低栄養予防・口腔機能向上・運動機能向上等を図る教室等開催しています。
 フレイル対策室で実施した事業の説明を受けるとともに、「長生き上手音頭」の演奏に合わせて、常陸太田市フレイルサポーターの方と一緒に音頭を踊りました。

(演奏を聴く委員の様子)
(音頭を踊る委員の様子)

令和5年5月18日(木曜日)

<株式会社NEXT STEP 児童発達支援・放課後等デイサービス「つなぐ」(つくば市)>

 放課後等デイサービスつなぐは、小学生から高校生の児童福祉法に基づく、児童発達支援、放課後等デイサービスの受給者証を取得した方が通うことのできる療育施設です。
 充実した運動療育プログラムで「カラダを動かしてココロを整える」障害児専門の運動・学習支援について説明を受けました。

(説明を受ける委員の様子)
(トレーニングを体験する委員の様子)
<土浦児童相談所(土浦市)>

 土浦児童相談所は原則として18歳未満の子どもに関する様々な問題について、家庭その他からの相談等に対応しています。
 職員から児童相談所業務の概要、管内の状況について説明を受けるとともに、施設の視察を行いました。

(説明を受ける委員の様子)
(施設を視察する委員の様子)

令和5年2月2日(木曜日)

<閉会中委員会>

 病院局、保健医療部及び福祉部から事務事業概要の説明聴取を行いました。

(委員会の様子①)
(委員会の様子②)

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