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更新日:2021年12月13日
元々は南米中部に生息していたアリで船や飛行機に積まれたコンテナや貨物からアメリカ合衆国、オーストラリア、ニュージーランド、中国など環太平洋諸国に分布が拡大しています。
体長は2.5mm~6.00mmであり、毒性が強いため刺されるとやけどのような激しい痛みでアレルギー反応により死に至る場合があります。
そのため、生態系、農林水産業、人体への被害の懸念から外来生物法に基づく特定外来生物に指定されています。
国内では平成29年6月に初めて確認され、多くは港湾地域のコンテナヤードの地面、コンテナ内部や外面、コンテナに積まれていた荷物から発見されています。
これまで港湾地域にのみ生息しているものが見つかっていますが、定着には至っておりません。
対応が遅れ定着を招いた米国の例では、耕作者への直接的被害のほか、農作物をかじって品質や収量を低下させる、家畜を襲う等の被害があり、被害及び対策の総額は年間1兆円以上の経済的損出が計上されています。
そのため、ヒアリへの対応は、定着させないよう、早期に発見し根絶することが重要です。
こうした状況を踏まえ、施設の点検、ヒアリの駆除及び進入確認や生息状況確認調査など水際での防除を日頃から取り組んでいただくなど、十分注意していただくようお願いします。
ヒアリに関する情報及び発見時の対応については下記リンク先をご参照ください。
・特定外来生物ヒアリに関する情報(環境省)
(http://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/hiari.html)
・ヒアリ・アカカミアリにご注意ください(茨城県環境政策課)
(https://www.pref.ibaraki.jp/seikatsukankyo/shizen/tayousei/alien_species/fire_ants/fire_ants.html)
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