ここから本文です。
更新日:2024年8月23日
自然豊かな茨城県は、年間を通して様々な野菜を生産している“野菜王国”です。
今回は、8月31日の“やさいの日”にちなんで、茨城県が誇る、これからが旬のおいしい野菜や茨城ブランド野菜を一挙にご紹介します!
【出荷ピーク:9月〜12月】
豊富な水と低湿地帯に恵まれた霞ヶ浦周辺は、日本一のれんこん産地で、全国の約半分は茨城県産です。
茨城のれんこんの魅力は、ぷっくりとした団子状でやわらかな肉質や、ほんのりとした甘みです。
肌がきめ細かく、美しく白いのも特長です。
JA水郷(すいごう)つくばのある土浦市、かすみがうら市の2市は、県内のれんこん作付面積の約50%を占める一大産地です。
れんこんは節によって食感が微妙に異なり、やわらかい頭の部分はサラダ、真ん中部分は天ぷらやきんぴら、根元部分はすり身に適しています。
JA稲敷(いなしき)の浮島(うきしま)れんこんは、白さが自慢!
鮮度、品質にもこだわり、有機質肥料を使用するとともに、堆肥による土壌づくりを行っています。
環境に優しい栽培方法が評価され、茨城県特別栽培農産物の認証を取得しています。
JA新ひたち野の玉里(たまり)れんこんは、品質にこだわり、堆肥を入れた土づくりや、生産履歴の記帳、収穫日当日の出荷などを実践しています。
江戸時代には、同地区で育った蓮の花を、水戸黄門として知られる徳川光圀公へ、観賞用に献上したと言い伝えられています。
茨城県土浦市は、れんこんの生産量日本一を誇る一方で、品質や栄養価は変わらないのに、形や大きさなどの見た目の理由から、規格外のレンコンが大量に廃棄されるという課題を抱えています。
この問題を解決するべく、地元の若手農家が立ち上がり、2022年『合同会社HAS-LAB(ハスラボ)』を設立。
8ケ月の開発期間を経て、規格外のレンコンを独自製法で粉末化し、栄養価をたもったままの小麦粉代替パウダー「HASKO(ハスコ)」を開発しました。
ビタミンCや食物繊維などの栄養をそのままに、パンやクッキー、パスタ、ハンバーグなど様々な食品に活用できます。
「HASKO」の開発は持続可能な社会の実現に貢献したとして、「ソーシャルプロダクツ・アワード2024」で『ソーシャルプロダクツ賞』を受賞しています。
その他、「HASKO」を原料とした、美容サプリやレンコンチップス、宇宙食開発などにも力を入れています。
【お問い合わせ・商品情報】https://www.has-lab.net/(外部サイトへリンク)
『HASKO』120g/1,716円(税込)
『LOTS』450粒/6,800円(税込)
『レンコンミールブレッド・グルテンフリー』/450円(税込)
日本一の生産量を誇る夏ねぎは県西地区を中心に栽培が盛んです。
茨城県産のねぎは、化学肥料を減らして栽培され、十分な土寄せ(葉の下部を土で覆い、日に当たらないようにすること)によって、軟白部の長い柔らかくて歯ざわりの良いねぎとなっています。
驚くほどの柔らかさと甘さ
【出荷ピーク:4月~6月】
JA水戸のオリジナルブランド、水戸の柔甘(やわらか)ねぎ。
その名のとおり、驚くほどやわらかくて甘いのが特長で、白い部分だけでなく、緑の葉の部分までまるごと食べることができます。
生でサラダにしてもおいしく、ねぎが苦手な子どもにもおすすめです。
熱を加えるとさらに甘くなり、焼き鳥のネギマや、もつ煮込みなどの具材としても活躍します。
ビニールハウスの中で育て、農薬をほとんど使わず、有機質主体の肥料を使用しています。
辛みと甘みの絶妙なバランス
【出荷ピーク:5月~7月/11月~1月】
JA岩井が生産する、農薬を控え、肥培管理を徹底した夏ねぎ。
柔らかくて、辛味と甘みのバランスが絶妙゛シャキシャキねぎ″です。
秋冬は太くて甘く、鍋に最適な「鍋ねぎ(なべ味物語)」が出荷されます。
白身が長く、シャキとした食感
【出荷ピーク:12月〜1月】
有機質肥料を使って育てるとともに、生産者全員が「環境に優しい農業の実践者」の証であるエコファーマーに認定されています。
赤、白、緑の3色の見た目が美しい。
【出荷ピーク:12月〜1月】
一度も品種改良されていない伝統野菜で、食の世界遺産とも呼ばれる「味の箱舟」に茨城県で唯一認定されています。
真っ赤で甘く育つよう、栽培は、ほとんどが手作業で行われています。
食べ方多彩、甘み満載の赤ねぎ
【出荷ピーク:11月〜2月】
自然豊かな環境で栽培される県オリジナル品種。
濃い赤紫色に発色するため、見た目が鮮やか。
葉鞘が長くて太く、甘みが強いのが特長で、市場から高い評価を得ています。
【日にち】11月30日(土曜日)~12月1日(日曜日)
【場所】水戸市民会館(やぐら広場)、芸術館通り・水戸芸術館
(写真:昨年の深谷市での開催の様子)
日本の食卓を主役としても脇役としても彩るねぎにスポットを当てたグルメの祭典「全国ねぎサミット」が水戸で初開催されます!
当日は、全国のブランドねぎの販売や試食、調理販売等のブース出展や「水戸の柔甘ねぎ」を使用したグルメを販売するキッチンカー出店、ブースイベント等でサミットを盛り上げます!
【問い合わせ先】全国ねぎサミットinみと実行委員会(水戸市農産振興課内) 【電話番号】029-259-2212 【HP】https://www.city.mito.lg.jp/page/69512.html(外部サイトへリンク) |
優れた色・ツヤ・肉質がこだわりの証
【出荷ピーク:4月~6月・9月~11月】
茨城県内のピーマン栽培の中心を担うのが、JAなめがたしおさい波崎青販部会と青果物生産部会です。
両部会は、水はけのよい砂丘地帯と温暖な気象条件に恵まれた神栖市や鹿嶋市で、ピーマンの施設栽培に取り組んでいます。
両部会が作るピーマンは緑色が濃く、ツヤがあり、肉質はやわらかで、苦味の少ないことが特長です。
寒さや暑さとの格闘の先にある美味
【出荷ピーク:4月~5月・11月~1月】
茨城県のはくさいは生産量日本一を誇り、県西地区を中心に栽培されています。
はくさいは冬場に旬を迎える野菜であり、寒気にさらされることで、やわらかくなり甘みも増します。
11月~1月には、東京の市場への出荷量の約9割が茨城県産になります。
JAグループの秋冬はくさいのオリジナルブランド「菜黄味(なおみ)」は、やわらかく、芯の部分が黄色くて甘いのが特長です。
太陽が育む極上の甘み
【出荷ピーク:6月】
利根川と霞ヶ浦の間に位置するJA稲敷で栽培される江戸崎かぼちゃ。
平成27年には、国内で最初の「地理的表示(GI)保護制度」の1つとして登録されました。
最大の特色は、畑で完熟するのを待って収穫すること。
一般的なかぼちゃは着果してから45日前後で収穫を行いますが、江戸崎かぼちゃはおよそ55日で収穫します。
完熟採りで太陽の光をたっぷり浴びているためとても甘く、粉質感と糖度のバランスも良いので、ホクホクのおいしさを味わえます。
大玉タイプのミニトマト
【出荷ピーク:6月~7月/9月~10月】
高品質なトマトの産地として知られる鉾田市が誇る、人気ブランド「あまエル」は、「甘くてL(エル)サイズ」が名前の由来の大玉タイプのミニトマト。
厳しい品質管理を行い、営農指導員から畑での糖度検査と色、ツヤ、味の確認を受けてから出荷されます。
糖度8度以上の「あまエル」のみを使用した、無添加100%のトマトジュースは、濃厚な甘さと味わいで、青臭さなどがなく、トマトが苦手な方にもおススメです。
ピンク色の表皮が特長の伝統野菜
【出荷ピーク:10月~11月】
昭和30年頃から、常陸太田市里美地区・里川の源流近くの高地で栽培されてきた地域伝統野菜です。
里川(さとがわ)カボチャの特長は、鮮やかな美しいピンク色をした表皮。
さらに、オレンジ色の果肉は、寒暖差のある気候により、きめの細かい粉質となっており、糖度は12度前後でやさしい甘みがあります。
加熱すると、最初はホクホクとした食感ですが、口どけは絹のようになめらかです。
石岡市原産、辛みと旨味が特長
【出荷ピーク:3月末〜4月上旬】
石岡市貝地(かいじ)地区原産の「貝地高菜」は、病気と寒さに強く、江戸時代には「高菜漬け」として利用され、「三里四方から買いに来る」と言われたそうです。
葉、茎共に濃緑で、葉は大型。特有の辛みがあります。
このページに関するお問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください