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更新日:2024年7月26日
茨城県では、親潮と黒潮が交わる好漁場である海や、日本でも有数の大きさを誇る湖である「霞ヶ浦北浦」、汽水湖の「涸沼(ひぬま)」があり、豊富な魚介類を一年中楽しめます。
7月から旬を迎える夏の魚介類をピックアップしてご紹介します。
漁獲量急増!茨城県産イセエビがブランド化!
近年漁獲量が増加している茨城県産イセエビ。
昨年、ブランド名とロゴマークが決定し、「常陸乃国いせ海老」として消費拡大に力を入れています。
イセエビは黒潮が流れる太平洋側で水揚げされていますが、茨城県産は大きく立派なものが多いという特長があり、目を奪われるほど豪華。
その中でも、スタンダードサイズは「600グラム以上の活魚か冷凍」、プレミアムサイズは「1キロ以上の活魚」でいずれも触角・眼が揃い見栄えがするものという独自に定めたブランド基準をクリアしたものだけが「常陸乃国いせ海老」と認められ、出荷されます!
【主な漁獲地域】県内全域
【旬の時期】7月~9月
【お問合せ】茨城県農林水産部漁政課企画調整グループ/電話番号:029-301-4070
東京・茨城・栃木の料亭やいばらきの地魚取扱店など25店舗以上で常陸乃国いせ海老を使用したメニューフェアを開催します。
【開催期間】2024年7月13日(土曜日)~9月30日(月曜日)
【常陸乃国いせ海老ブランドHP】https://ibaraki-iseebi.com/(外部サイトへリンク)
東京・銀座の茨城県アンテナショップ「IBARAKI sense」では、8月下旬より、常陸乃国いせ海老メニューの提供がスタート。
そのキックオフとして、8月20日(火曜日)、PRイベントの実施を予定しています。
夜明け前の暗いうちに網を入れ、夜明けとともに網を揚げます。
水揚げされたイセエビを、網から外します。
荷捌所でイセエビを仕分けします。
全国有数の漁業生産量。近年は高級デパートでの取り扱いも!
茨城県沖は、全国有数のしらすの漁場で、県内のすべての漁協で水揚げされています。
茨城のしらす漁は全国的にも珍しい1艘曳き。
1艘の船が魚群の周りに網を入れ、群れをまいて獲る漁法です。
1回の網入れ時間が短いため魚の傷みが少なく生きたまま漁獲されます。
そしてすぐに氷で“活け締め”するので、鮮度良く水揚げすることができます。
このような「船上鮮度保持技術」を施した生しらすを急速冷凍し、「海の輝き」として商品化。
いつでも獲れたての食感と透明感を楽しむことができるようになりました。
「しらす干し」は茨城県を代表する水産加工品で、船上でしっかり冷やされ水揚げされたしらすの中からサイズと色が優れたものを厳選して作られています。
鮮度良く水揚げされたしらすを温度管理しながら工場に運び込み、すぐに加工。
その日のしらすの大きさや質に応じて水洗い、釜炊き、選別、乾燥等、一連の工程を丁寧に行い高品質な製品に仕上げます。
【主な漁獲地域】県内全域
【旬の時期】春しらす:5~6月/秋しらす:8月~9月
【お問合せ】
「海の輝き」:大洗町漁業協同組合(住所:東茨城郡大洗町磯浜町字東8253-10/電話番号:029-266-2165)
男性の「あま」さんが素潜り漁をしています!
茨城県のいわがきは、想像を超える大きさ!
大人の手のひらでも収まりきらないサイズの貝殻の中には、大きな身がぎっしりと詰まっています。
タウリンが豊富で肝機能強化、鉄分とビタミンB1で造血効果、亜鉛も豊富で免疫力アップ!
栄養がたっぷり含まれていることから「海のミルク」と呼ばれ、旬は6月~8月。
まさに今が旬です。
この大きないわがきを獲っているのはなんと男性の「あま」さん!
海の男達が素潜りで一つ一つ漁獲しています。
獲れたてのいわがきは、大洗港周辺の市場や飲食店などで堪能いただけます。
【主な漁獲地域】大洗町(沿岸)
【旬の時期】6月~8月
【お問合せ】大洗町漁業協同組合(住所:東茨城郡大洗町磯浜町字東8253-10/電話番号:029-266-2165)
昔は大洗に10名ほどいた男性のあまさんも、現在は2名のみ。
大洗のカキは大きくてクリーミーでおいしい!と太鼓判を押します。
小林英樹さん(46)
飯田尚樹さん(39)
Q.1回に潜る深さは?
2mくらいの時もあれば、深くて6~7m潜ることも。1回の素潜りで3個ほどとってきます。
Q.大変なことは?
カキを海の中でとることよりも、水揚げした後に硬い岩石やフジツボ、海藻を取ってきれいにする作業が、強い力が必要なので大変です。
島根県、青森県と並ぶ日本三大しじみのひとつ
関東地方唯一の汽水湖である涸沼(ひぬま)は、全国屈指のしじみの産地です。
その中でも、地元の漁業協同組合が設ける管理基準を満たしたしじみを「ひぬまやまとしじみ」のブランド名で販売しています。
機械を使わず、全国でも珍しい手掻き操業で漁獲しているため、貝がきれいで、日持ちの良い高品質なしじみです。
涸沼のしじみは、サイズが大きく味が濃いのが特長で、アミノ酸やタウリンなどの旨み成分が豊富なうえに、肝機能向上に効果があるとされるオルニチンを多く含んでいます。
夏の暑さで疲れた身体にぴったりの食材です。
【主な漁獲地域】涸沼、涸沼川
【旬の時期】土用しじみ:6月~8月(産卵期で身がぷっくり)/寒しじみ:12月~2月(寒さで身がしまる)
【お問合せ】大涸沼漁業協同組合(住所:東茨城郡茨城町下石崎1652/電話番号:029-293-7347)
販売店等についてはお問合せ下さい。
いばらきの新名物!日本一の生産地を目指します!
茨城県内にはチョウザメの稚魚を生産する企業が立地しており、県内各地でその稚魚を使った養殖とキャビアの生産が行われてきました。
県では、茨城を国内No.1のキャビア生産地に発展させるべく品質の磨き上げに取り組み、本県オリジナルブランド「霞ヶ浦キャビア」を完成させました。
「霞ヶ浦キャビア」は、「低塩分」と「キャビア本来の食感」にこだわった、日本一の名に恥じないおいしさです。
廃校になった小学校の校舎やプールを活用したサメの飼育にも取り組んでおり、今後は、県内や首都圏に向けて販売を一層促進していくとともに、チョウザメ養殖の技術開発を進め、キャビアの産地化を図ります。
【主な産地】霞ヶ浦流域22市町村
【お問合せ】茨城県農林水産部水産振興課栽培・施設グループ/電話番号:029-301-4119
夏でもあんこう!?SNS映え間違いなし!
あんこう料理の美味しさだけでなくあんこうの有用性などを常に研究している「まるみつ旅館」。
これまで、あんこうのコラーゲン入りプリンやフルーツ大福、あん肝ラーメンなど、様々な商品を開発し、常に新しいものを世に生み出してきました。
あんこうザウルスBBQは、「世界でも戦える商品がほしい!」「冬のイメージが強いあんこうを、夏でも人気の魚にしたい!」という思いから考案。
SNS映えやインバウンドを意識し、丸々1匹のあんこうをバーベキューで楽しむという商品が誕生しました!
見た目はさながら恐竜?怪獣?のようですが、蒸し焼きにすることであんこうの身はふっくら。
洋風に味付けすることで、淡白ながら高級レストランのお魚料理を食べているよう!
あんこうの夏の新名物を目指します!
【お問合せ】あんこうの宿まるみつ旅館(住所:茨城県北茨城市平潟町235/電話番号:0293-46-0569)
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