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更新日:2023年7月1日

県広報紙「ひばり」7月号【特集2】

森と湖は私たちの大事な宝物~森林湖沼環境税~

林や湖沼・河川を県民共有の財産として良好な状態で次世代に引き継ぐため、「森林湖沼環境税」を導入しています。
では、皆さんに納めていただいた税を活用して、森林の保全・整備や湖沼・河川の水質保全に取り組んでいます。
回は、森林湖沼環境税の概要、令和4年度の実績や効果をご紹介します。

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森林湖沼環境税の仕組み

森林湖沼環境税図

  • 納める人/県内に住所や事業所などがある個人(※)、法人
    ※個人県民税均等割を納める人と同じ
  • 納める額/【個人】1,000円/年
    【法人】県民税均等割額の10%/年
  • 納める期間/令和8(2026)年度まで

 

森林湖沼環境税を活用した事業の主な実績第3期(令和4年度)

森林の保全・整備

1.自立した林業経営による適切な森林の整備・管理

  • 再造林や間伐などの森林整備…再造林121ha、間伐441ha
  • スマート林業技術を導入した経営体…6経営体
  • 建築物の木造化・木質化など…4施設

2.森林環境の保全

  • 海岸防災林における広葉樹などの植栽…6ha
  • 小中学生などを対象とした森林・林業に関する体験学習機会の創出…参加人数5,591人

人工林伐採後の再造林
▲人工林伐採後の再造林

建築物の木造化(大子町新庁舎)
▲建築物の木造化(大子町新庁舎)

 

効果

増加した炭素吸収量約1,035炭素トン(※)
平均的な家庭が1年間に排出する
炭素量約848世帯分に相当
※二酸化炭素のうち炭素の重さだけを表す単位

森林整備による効果約9.2億円
(水源涵(かん)養、CO₂固定などの公益的機能の観点から金額換算)

自立した林業経営による適切な森林管理に向けて
15,805ha(累計)の森林を集約化

 

湖沼・河川の水質保全

1.生活排水などへの対策の推進

  • 高度処理型浄化槽設置などへの補助…1,062件
  • 下水道・農業集落排水施設への接続補助…652件
  • 工場・事業場への立入検査…2,277件

 

2.農地・畜産対策の推進

  • 霞ヶ浦・涸沼流域内で生産された堆肥の流域外農地での利用…140ha
  • 良質な堆肥を生産するための施設整備などへの補助…4か所

3.県民意識の醸成・水辺環境の保全

  • 霞ヶ浦湖上体験スクール…参加人数3,882人
  • 未利用魚の回収による窒素・りんの除去…未利用魚回収量303.6トン

高度処理型浄化槽
▲高度処理型浄化槽の設置

良質堆肥の散布
▲良質堆肥の散布

 

効果

削減した汚濁負荷量
COD※約64トン/全窒素約67トン/全りん約6.7トン
※湖沼や海の汚れを表す指標の一つ


平均的な家庭が1年間に排出する
汚濁負荷量(COD)約9,200世帯分に相当

 

森林湖沼環境税に関する問い合わせ先

税の仕組みについて
県税務課029(301)2418

税の使いみち(森林)について
県林政課森づくり推進室029(301)4021

税の使いみち(湖沼・河川)について
県環境対策課水環境室029(301)2968

 

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〒310-8555 茨城県水戸市笠原町978番6

電話番号:029-301-2128

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