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更新日:2022年7月31日

県広報紙「ひばり」8月号【特集4】

未来の社会を支える人財じんざい づくり

高校教育を取り巻く社会の変化や多様化する生徒のニーズなどに対応するため、県では、「県立高等学校改革プラン」に基づき、来年度新たにつくばサイエンス高校とIT未来高校(外部サイトへリンク)を開校します。
回は、2校の特色と、本年度から始まった石下紫峰高校および結城第一高校での外国人生徒支援の取り組みについてご紹介します

改革プランの主なねらい

  • 「地域の中の学校」として、地域の人財を地域で育成
  • 新たな価値を創造する「起業家精神」を育成
  • AI・IoTなど科学技術の進展やIT人財の不足、日本語を母語としない生徒の増加といった、社会の変化や地域のニーズに対応

実施プラン1期(第2部)概要

県立高等学校改革プラン基本プラン(2020~26年度)
【高校が果たすべき役割】
○「地域の中の学校」として、地域の人財を地域で育成
○新たな価値を創造する「起業家精神」を育成
実施プラン1期(2020~23年度)
県立高校の魅力づくり
実施プラン
2期

(2023~26年度)
第1部
(2020~22年度)
中高一貫
教育校設置
第2部
(2021~23年度)
魅力ある学校づくり

実施プラン1期(第2部)対象校

実施年度 対象校 主な実施内容
2022
(令和4)
石下紫峰 外国人生徒などへの支援の充実
結城第一
2023
(令和5)
つくば工科 新たな学校・学科の設置、校名変更
友部

 

 

\県内初の「科学技術科」を設置/
つくばサイエンス高校(現つくば工科高校・つくば市)2023(令和5)年度開校

究者や高度技術者、起業家などを志す生徒の学びの場として、新たな価値を創造する人財の育成を目指します。

【改編のポイント】

  • 2年次から、興味・関心に合わせて学びの領域を選択
    ロボット領域・・・・・ロボットの設計・製作など
    情報領域・・・・・・・・・・AI・IoTの活用、ビッグデータなど
    建築領域・・・・・・・・・・未来の住まいの設計、都市デザインなど
    化学生物領域・・・環境分析、バイオテクノロジーなど
  • 課題研究などで探究心や課題解決能力を育成
    協働で学びを深めるゼミ形式の課題研究
    【研究題材例】家事支援ロボット、スマートフォンアプリ、スマートハウス、発酵食品など
  • 大学や研究機関、民間企業などと幅広く連携した教育を展開
    ゲストティーチャー(大学教授・研究者など)やアドバイザー(大学院生など)を招いた授業を実施
  • 探究活動を柱とした科学教育の中高連携を推進
    科学技術のオンライン講座・体験講座(中学生対象)など
  • 最新の実験・分析機器などを整備
    施設:バイオ実習室、プレゼンルームなど
    設備:卓上走査型電子顕微鏡、3Dプリンターなど

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\全国初のIT専科高校、「IT科」を設置/
IT未来高校(現友部高校・笠間市)2023(令和5)年度開校

豊かな人間性と起業家精神を兼ね備えた、Societyソサエティ 50※時代を担うIT人財の育成を目指します。
※Society50:デジタル技術を活用してあらゆる人・モノ・情報をつなぎ、新しい価値を生み出す社会

【改編のポイント】

  • 2年次から、興味・関心に合わせてコースを選択
    情報システムコース…アプリ制作、ネットワーク構築など
    情報デザインコース…3次元CG制作、ビジュアルデザインなど
  • 昼間2部制を導入し、ライフスタイルに合わせて学ぶ時間帯が選択可能(定時制の仕組みを活用)
    修学年数は3年/4年が選択可能
  • 大学や研究機関、民間企業などと幅広く連携した教育を展開
    ゲストティーチャー(大学教授・IT技術者など)やアドバイザー(大学院生など)を招いた授業を実施
  • ITの現場で使われている最先端のソフトウェアやPCなどを整備
    施設:マルチメディア実習室、プログラミング実習室など
    設備:VR機器、CG制作ソフトウェアなど

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2208_p10_4※写真はイメージです

\外国人生徒などへの支援の充実/
石下紫峰高校(常総市)・結城第一高校(結城市)本年度開始

本語を母語としない生徒も個々の能力を発揮できる教育体制を構築することで、地域社会を担う人財の育成を目指します。

【改編のポイント】

  • 言語能力などに応じた習熟度別学習で学びを支援
    ●国・数・英などで習熟度に応じた少人数での授業やティームティーチングを実施
    ●大学と連携し、日本語アセスメント(DLA※)を活用した支援計画を作成
    ※DLA:子どもたちの日本語能力を測定するための対話型の手法
  • 外国人生徒支援コーディネーターを配置し学校生活を支援
    NPOと連携し、母国語での通訳や翻訳、相談体制の構築など学校生活の総合的な支援を実施

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習熟度別の授業の様子(石下紫峰高校)

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(結城第一高校)

 

 

入試に関する情報(2023年度)

高校名 募集定員 主な特徴
つくばサイエンス 240人 【特色選抜】
プレゼンテーションの実施、
数学・理科の傾斜配点など
IT未来 80人
石下紫峰 160人 【外国人特例選抜】
外国人特例枠の拡大(各校40人)、
検査問題へのルビ振りなど
結城第一 120人

 

学校説明会※説明会の詳細は、各学校へお問い合わせください。

つくばサイエンス高校/8月6日(土曜日)、10月16日(日曜日)

IT未来高校/8月2日(火曜日)、10月29日(土曜日)

石下紫峰高校/11月26日(土曜日)

結城第一高校/10月・11月の(土曜日)または(日曜日)に見学会を予定

 

この記事に関するお問い合わせ

つくばサイエンス(現つくば工科)高校☎029(836)1441
IT未来(現友部)高校☎0296(77)7676
石下紫峰高校☎0297(42)3118
結城第一高校☎0296(33)2141

 

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〒310-8555 茨城県水戸市笠原町978番6

電話番号:029-301-2128

FAX番号:029-301-3668

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