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更新日:2021年8月1日

県広報紙「ひばり」8月号【特集3】

\豪雨への備えは万全ですか/
避難情報の見直しと災害時の備え

年、記録的な台風や集中豪雨が全国各地で相次ぎ、大規模な洪水や土砂災害が発生しています。2019年に本県を通過した令和元年東日本台風では、那珂川や久慈川流域に甚大な浸水被害が生じました。
のような災害が発生するおそれがある時に出される「避難情報」が見直され、避難のタイミングが明確化されました。今回は見直された内容や避難のポイントなどをご紹介します。

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逃げ遅れゼロへ

頃から、「いつ」・「どこに」避難するかを決めておくことが重要です。
町村が出す避難情報の警戒レベル(5段階)には、それぞれの段階で皆さんが取るべき行動が示されています。「自らの命は自らが守る」意識を持ち、適切な避難行動を取りましょう。

 

避難する際のポイント

難とは「難」を「避」けることで、自宅での安全確保が可能な場合は、避難所に行く必要はありません。
●ハザードマップを確認し、次の条件が確認できれば、浸水の危険があっても自宅に留まり、安全を確保することも可能です。
1、家屋倒壊等氾濫想定区域に入っていない
2、浸水深より居室の位置が高い
3、水が引くまで我慢でき、水や食糧などの備えが十分である
●安全な場所にいる親戚や知人宅などへの避難も検討しましょう。
●やむを得ず車中泊をする場合は、周囲の浸水状況や長時間同じ姿勢でいることなどによるエコノミークラス症候群にも注意が必要です。
●避難所は変更・増設の可能性があるため、市町村のホームページなどで最新情報を確認しましょう。

 

避難指示(警戒レベル4)までに必ず避難!(避難情報が変わりました)

 

警戒
レベル
状況 皆さんがとるべき行動 避難情報   これまでの
避難情報など
5 災害発生または切迫
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命の危険直ちに安全確保 緊急安全確保(※) 災害発生情報(発生を確認したときに発令)

警戒レベル4までに必ず避難!

   
4 災害のおそれ高い
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危険な場所から全員避難 避難指示 避難指示(緊急)避難勧告
3 災害のおそれあり
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危険な場所から高齢者などは避難 高齢者等避難 避難準備・高齢者等避難開始
2 気象状況悪化
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自らの避難行動を確認 大雨・洪水・高潮注意報(気象庁)   大雨・洪水・高潮注意報(気象庁)
1 今後気象状況悪化のおそれ
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災害への心構えを高める 早期注意情報(気象庁)   早期注意情報(気象庁)

※市町村が災害の状況を確実に把握できるものではないなどの理由から、警戒レベル5は必ず発令される情報ではありません。
(内閣府ホームページより抜粋)

 

ハザードマップで地域の危険性を確認しよう

ハザードマップとは、浸水や土砂災害の危険がある地域や災害発生時の避難先(指定避難所など)が示された地図のことで、市町村ごとに作成しています。自宅がある場所に色が塗られていたら、災害が発生する危険性があります。

詳しくは国土地理院わがまちハザードマップで確認(外部サイトへリンク)

 

1、浸水のおそれはないか(浸水深より居室は高いか)

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2、土砂災害のおそれはないか

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<警戒区域>
建築物に破損が生じ、住民などの生命または身体に危害が生ずるおそれのある区域
<特別警戒区域>
建築物に損壊が生じ、住民などの生命または身体に著しい危害が生ずるおそれのある区域

 

3、早期の立退き避難が必要な区域に入っていないか

202108_p6_3 流速が早いため、木造家屋は倒壊するおそれがあります
202108_p6_4 地面が削られ家屋は建物ごと崩落するおそれがあります
(家屋倒壊等氾濫想定区域など)

※市町村によって、色使いや表示の方法が異なります。
※居室が浸水深より高くても、水や食糧の確保が困難になり、電気やトイレが使用できない可能性があります

 

マイ・タイムラインを作ろう

イ・タイムラインは、水害に備えた自分自身の行動計画表(スケジュール表)です。
風の接近などで、川の水位が上昇する際、自分自身が取る防災行動を、あらかじめ時系列に整理し作っておくことで、いざという時の避難に役立ちます。作成方法などはこちら

 

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県では、マイ・タイムライン作成講座や人型ロボット「ペッパー」を活用した防災授業などの出前講座を実施していますので、ご相談ください。

 

非常持ち出し品を準備しておこう

あらかじめリュックサックに詰めておき、持ち出しやすい玄関やベッドの横に置いておきましょう。また、定期的に食品の賞味期限をチェックすることも大切です。

【非常持ち出し品の例】

【感染症対策グッズ】
□マスク
□消毒用アルコール
□体温計
□上履き(スリッパ)

□飲料水(1人1日3リットル)
□調理不要の非常食
□預金通帳などの貴重品
□ばんそうこうなどの救急用品
□ヘルメット
□軍手
□懐中電灯
□衣類
□毛布・タオル
□携帯ラジオ・予備電池
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避難所での感染症対策ポイント

コロナ禍でも安全に避難するために次の点に注意しましょう。

  • 感染症対策グッズを持参
    避難所の備蓄物品には限りがありますので、感染症対策グッズをあらかじめ用意しておきましょう。
  • 避難所でも基本的な感染症対策を徹底
    食事中以外のマスク着用、手洗いや咳エチケットなどの基本的な感染症対策を徹底しましょう。
    ※流水で手洗いできない場合にはアルコールを含んだ手指消毒薬を使用しましょう。
  • 体調が悪い場合は早めに係員に伝える
    発熱や咳があるなどの症状を感じたら、すぐに係員に伝え指示に従い、専用のスペースなどに移動しましょう。

\自主防災組織を結成しよう/自主防災組織結成費補助金を創設

大規模災害が発生した場合、安否確認や避難誘導など、地域の人たちが協力しながら防災活動を行う自主防災組織の活動が重要となります。

【補助対象】全部または一部が災害ハザード(浸水、土砂、津波)内にある地域で、新たに自主防災組織を結成し、かつ、マイ・タイムライン作成講座などの防災活動を実施した自治会など
※詳しくは、お住まいの市町村防災担当課へお問い合わせください。

 

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