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更新日:2016年3月27日
「平成27年度いばらき女性特派員」4人による、県内各地からのリポートをお届けします!
県西担当:岩本恵美子
下館という地名を覚えていますか?
私の生まれ育ったまち「下館」は、平成の大合併で1市3町が集まり、現在の筑西市となりました。いつもは車で移動してしまいますが、今回はしもだて散策マップを片手に歩いてみました。
しもだて地域交流センター「アルテリオ」にある「しもだて散策マップ」
板谷波山記念館、土蔵や石蔵のまちなみ、文化財に指定されている建物など、歩くことで身近にある素敵な風景に気付かされます。中でも荒川家住宅(荒七)は、個人所有の建造物として、県で初めて国の登録有形文化財に登録されたものです。現在は内覧できませんが、荒川家でパンフレットをいただけます。
荒川家住宅(荒七)
春は桜を愛で、夏は下館祇園まつりを楽しむ、秋にはサケの遡上に心躍らせ、冬はだるま市で寒さを吹き飛ばす!一年を通して楽しめる「下館」が、さらに好きになりました。ぜひ一度、訪れてみてください。
県北・県央担当:山本瑞穂
国民食とも呼ばれるラーメンですが、今から約300年前に日本で初めて食べた人物が、水戸黄門こと徳川光圀公であったと言われていることは、ご存じでしょうか?
光圀公は『大日本史』編さんのため、中国の儒学者・朱舜水を水戸藩へ招き、中国式の麺(今のラーメン)の作り方を教えてもらったと伝えられています。当時のラーメンは、中国から取り寄せた藕粉(レンコンの粉)と小麦粉を混ぜ合わせた麺に、五種類の薬味「五辛」(ニラ、ラッキョウ、ネギ、ニンニク、ショウガ)を加え、「陰陽五行」という儒教の影響で、肉には必ず椎茸を組み合わせ、スープは豚肉や鶏肉を炊き上げて作られていたそうです。また、光圀公が隠居していた西山荘を訪ねた方たちに、光圀公自らがラーメンを作って振る舞ったとの記録も残っています。
水戸市内の中華料理店や製麺所が当時の資料を参考に再現したものが「水戸藩らーめん」。
水戸藩らーめん(取材協力:金龍菜館)
まだ召し上がったことがない方は、ぜひ一度ご賞味ください!
県南担当:田子真弓
昨年、私の地元・守谷市との共催で、地域の子育て中のママさんたちに憩いの場を提供しようと開催した「ママカフェ」で出会った、3人のステキびとを紹介します。
まずはコーヒー店のバリスタ・粕谷哲さん。ママカフェでは無料試飲会を行い、多くのママたちがその芳醇な香りに癒されました。粕谷さんはなんと、「ジャパンブリューワーズカップ2015」で優勝した日本一のバリスタ。飲む人への優しさがぎゅっと詰まった絶品のコーヒーでした。
日本一になったバリスタ・粕谷哲さん
次に、ママカフェのために手作りの家具を貸してくださった木製家具職人・山賀健司さんと岸本直人さん。テーブル、椅子、棚…2人が作る家具には、自然豊かな茨城の魅力をそのまま感じられるようなあたたかみと美しさがありました。
木製家具職人・山賀健司さん(左)と岸本直人さん(右)
これからも地域の人たちとの関わりを大切にし、守谷市をはじめとした茨城の魅力を発信していきたいと思います。
鹿行担当:眞柄梨恵子
メディアで何度か紹介されているので、すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、行方市にさつまいものテーマパーク「なめがたファーマーズヴィレッジ」が昨年10月にオープンしました!
廃校になった小学校を改装し、農業体験、スイーツの手作り体験、さつまいも加工場の見学など、大人も子どもも楽しみながらさつまいもについて学ぶことができる施設です。
外観は小学校
また、レストランやベーカリーでは、茨城の特産品をたっぷり使った食事を楽しめます。私は、さつまいもと栗のパンをテラス席でいただきましたが、茨城食材を惜しげもなく使ったパスタやピザもとても魅力的でした!
さつまいもをふんだんに使ったパン
さつまいもの旬は秋ですが、温度管理し貯蔵することで、一年中おいしいさつまいもを食べられるそうです。茨城の新スポット、ぜひ体験してみてください!
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